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人狼学園  作者: 天草メイ
1日目
5/39

怪盗サイド


指定された場所に行く途中に、職員室がある。職員室に行けば、ひょっとしたら助けてもらえるかもしれない。淡い期待を抱いて、職員室を覗いた。


コンコン。



「失礼しまーす」


「……」


「あの、誰かいませんか?」


「……」



嘘だ。誰もいない。まだ最終下校時刻からは1時間も経っていない。手元の時計は19時16分を指している。先生たちが全員帰るにしては、早すぎではないか。


でも、職員室の電気は点けっぱなしだ。もしかしたら集会室で職員会議でもやっているのかもしれない。そう思って、そのまま自分の指定場所に向かった。




ガラガラ……


やっぱりここにも誰もいない。そんな気はしていた。


しょうがなく、部屋の真ん中のソファに座って、タブレットを見た。



____夜のアクションを開始してください____



____あなたは【怪盗】です。毎晩1人のプレイヤーの部屋に侵入し、そのプレイヤーの正体を暴くことができます。しかし、人狼、大狼、狩人、老兵、妖狐、これら5つの危険なプレイヤーの部屋に侵入すると、あなたが死亡します。ただし、1日目に限り、自分の部屋に籠る事ができます____



ソファの上には、顔の全面を覆うようなマスクと、黒い服が置かれている。なるほど、これを着て他のプレイヤーの部屋に行くのか。



____ターゲットを選んでください____



いや、ノーヒントでターゲットは選べない。11分の5の確率で死亡してしまう。迷わず自分の部屋を選択した。


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