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人狼学園  作者: 天草メイ
2日目
18/39

怪盗サイド⑵

サトミサイド⑵


ゴーン__……



0時の鐘が鳴った。


保健室を出る。


チヅルの部屋は図書館だ。A棟1階の廊下をまっすぐ歩いて、外に出ると、目の前に大きな図書館がある。保健室から一番の近道はそれだ。


廊下には、月明かりだけが射していた。窓からは不気味なほど大きな満月が見える。少し不安な気持ちにもなったけれど、この格好をしていればなんとなく無敵な気がする。





廊下の行き止まりまで来て、外に出ようとした。




その時、後ろからガサゴソと物音がした。振り向くのは少し怖かったから、外へ続くドアを開けようとした。





だけど…開かない。




よくよく考えればそうだ。誰もいない校舎のドアに鍵がかかっていなければ、セキュリティに大分問題がある。ドアをこじ開けようとしてもビクともしない。




そんなことをしているうちに、物音は近付いていた。しかも足音のようだ。







何かがいる……!



どう考えても人間の足音ではない。でも足音だ。



逃げたくても逃げ場がない。


私はドアとその何かに挟まれてしまった。どうしよう。暗くてよく見えない。



そしてその何かは、獣のような鳴き声をあげた。






次の瞬間、全身に刺すような痛みが走った。










なんで____?

どうして____?



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