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占い師1サイド
〜チヅルサイド〜
昼間でも静かな図書館。夜の誰もいない図書館はさらに不気味だ。
音ひとつない。窓からは綺麗な満月が図書館を照らしていた。
しかしその満月さえ、恐ろしく感じる。
私はきっと今夜、殺される。占い師は人狼にすぐに狙われる。
狩人が守ってくれればいいが、まだレオと私、どちらが本物の占い師かすらわからない。だから狩人もどちらを守るかわからない。
もし狩人がレオを守って、人狼が私を襲撃すれば、私は死んでしまう。ミユやタイトみたいに。そんな恐怖に怯えていた。
____夜のアクションを開始してください____
誰を占おうか。
____ターゲットを選択してください____
そのとき私には、こんな考えが浮かんだ。
____怪盗を名乗るサトミを占えばいい。
そうだ。サトミを占ってシロが出れば、私は本物の占い師だって証明できる。我ながらナイスアイディアだ。
そして、第1夜と同じように、タロットカードを広げる。サトミは…
____サトミさんは「人間」です____