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2話 検証

こんにちわ~皆さん!シルロッツですよ~


10歳だけど、こわ~いゴーレムさんを魔法でパパアンと倒した強い強いシルロッツですよ~


とても怖かったんですけど、ミウ姉さんが助けてくれて倒しました~。


で、ミウ姉さんと別れた後にですね~町に帰ろうと準備したんですけど、シルロッツびっくり!


何と、ゴーレムさんは宝箱を持っていたんです!ゴーレムさんがいる部屋の奥にまた小さな部屋があり、そこに宝箱を隠していたんですぅ~


宝箱の中には金貨が何と3枚!今日の夕食はお肉なのですぅ~~


とても幸せだな~






・・・・で、アホか!


くそお、これからどしよう。


一応、石ころ(ゴーレム)の後ろの部屋にあった宝箱には金貨が3枚あった。それと、元からあった金を合わせると、


「金貨一枚に1万ゴルド、銀貨1枚に千ゴルド銅貨1枚には百ゴルドだから、全部で35700ゴルドか・・・これで、宿に何日泊まれるのかな。」


元からあったかね5700ゴルドと石ころ(ゴーレム)が持っていた30000ゴルド。これで、宿に何日間泊まれるか分らない。


だって、ゲームの時には昼夜構わずに狩をしていてもデメリットとか無かったから、宿に泊まったこととか無いし。知らないのが当然だろう?べ、別に、町にいく時は武器屋だけ行ったとかそう言う訳ではないから。・・・本当だよ?


とにかく、一応町に向かわなければならないが、その為にはまたこのダンジョンの中を進む必要がある。入り口から出る必要があるからな。と言うか、それしか道分らないし。


「じゃあ、一応装備の確認だな。」


そう。装備なしではこのダンジョンを進むことなど出来ない。そもそも、装備あったときにも何回か殴られ死んでいるからな。・・・・・初心者用ダンジョンだよな?ここ。


「財布は一応腰にあったんだが、インベントリどうなっているんだろう。それらしい鞄とかは無いんだが・・・。」


もしかして、インベントリは無くなったのか?それはだめだけど・・・。ポションとかその中に全部あるし・・・・。音を出して言えばいいのかな?小説とかでそんな方法で開けることもあったしね。


「インベントリ!、イ~ンベントリ!インベントりィ~!」


だめか・・・。もしかしたらと思って言葉使いも変えつつ行ってみたんだがだめなようだ。それにしても、私の声だけど、本当にガキの様な声だな。いや、10歳だし本当にガキか・・・・。


となると、あの魔法の鞄の中の内容物はどうなったん?!


いきなり頭の中にここ五日間見慣れた画面が浮かぶ。そう。インベントリだ。中身は、ゲームの時と同じであり試しに初心者用のポションを取り出したがちゃんと取り出せた。


「うんうん。インベントリはこれで良しと。で、装備品は・・・。」


着ている防具、つまり服を確認したが


「『駆け出しのシャツ』と『駆け出しのスカート』は大丈夫だが、ローブのほうは・・・・。駄目だな。」


私が着ているにあるローブはここに来る途中の狼やゴブリンに殴られ、石ころ(ゴーレム)に殴られたことに限界を迎えたのかもう、ぼろぼろになっていた。着るには問題ないが、防御力を着たすることは出来ない様だ。


「武器は・・・無事だな。」


死んだ(気絶)時に手放していた私の武器『エルダアイスワンド』は床に転がっていたが傷ついた所はあまり目立たない。このエルダアイスワンドは木の1メートルほどの棒先に拳くらいの大きさの(この時の拳は男のときの基準であり、今の私の拳の二倍以上は大きい。)空色の宝石がついている簡単な作りをしている。だけど、私の装備品の中では一番高い装備であり、唯一初期装備では無いに私が店で買った武器だ。その名前通り私の主力魔法のアイスボルトの属性である氷系の魔法の威力を上昇させる効果がある。


「次に確認すべきことは・・・・魔法か・・・・。」


そう。魔法だ。


何しろ、私のキャラは魔法使いに育てるために魔法に重点を置き育てたいや、魔法だけに特化させたキャラであった。初心者には戦士を推薦するがあえて、私は初心者向きではない魔法使いを選んだ。


だって、格好いいだろう?!魔法使いだぜ?!手から火を出すし、氷の龍とか飛ばせるんだろ!?格好いいだろう!!


で、その格好良い魔法ではあるが使えなければダンジョンでの脱出は出来ない。それだけを育てたから仕方が無いが、何しろ現実では魔法なんかとは縁のない人生を送ったのだ。使えない可能性も十分ある。


「試すしかないか・・・。」


そう。試すしかない。

私は巨大な岩、(かつて、石ころ(ゴーレム)だった物)に『エルダアイスワンド』の先を向けた。


「アイスボルト!」


魔法を唱えると、体がまるで慣れている様子で(いや、この体にしては慣れているのが当然であるが。)術式を構築して魔力を注ぐすると、先が鋭い氷柱が生成され岩に向かって高速に飛んでいった。


「ちゃんとできるようだな。」


私の視線の先では氷柱が岩にぶつかり砕け散り、その氷柱がぶつかった所に傷が付いた岩であった。それを確認して安堵の息をつき、ダンジョンの出口に向かうのであった。

スキル一覧 (ランクはN~Sまで。)

アイスボルト       D

ライトニングボルト    L

ファイアボルト      L

合体魔法         M

ボルトマスタリ      K

マジックウェポンマスタリ N

メディテイション     ランクなし

インスタントスペル    M



スキル説明



アイスボルト:氷柱を作って飛ばす。使った魔力の量によって複数生成可能。ただし、威力は不変。作っておいて待機させることも可能。

ファイアボルト:火を飛ばす。使った魔力の量によってダメージ大幅上昇。作っておいて待機させることも可能。

ライトニングボルト:電撃を飛ばす。着弾点から一定範囲内にダメージを与える。使った魔力の量によって範囲が広がる。威力は不変。作っておいて待機させることも可能。

合体魔法:異なる属性の魔法を合わせる魔法。合体した魔法は各々の魔法の特性を受け継ぐ。ダメージも単純に二つを合わせた物より高くなる(高くなる程度はランクによる)。

ボルトマスタリ:ボルト系魔法の威力を上昇させる。

メディテイション:発動中魔力回復速度が通常の4倍となる。ただし、マジックウェポンを身につけていない状態では動けない。

マジックウェポンマスタリ:マジックウェポンを使えるようになる。また、クリティカル率を上昇させる。

インスタントスペル:一定時間内の間、頭の中で念じるだけで魔方の発動を可能とさせる。ただし、消費魔力は通常の二倍。現在1分間持続。

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