9話 計画
計画と言っても悪巧みをしている訳じゃない。彼女に私を保護してもらうための計画だ。
私の外見は子供だ。精神は19歳の男である私がこの無邪気に見える子供の姿を活かさないことはない。それに、彼女は修道服を着ている。私が知っているシスターでないにしても、何かの宗教に所属している可能性が高い。元の世界では昔から宗教集団では孤児の保護などを行っていたはず。なら、宗教人である彼女に同情してもらえると保護される可能性も高い。
なにしろ、この世界について確実なことは何も知らないのだ。ゲームと何か違うところがあるかもしらないし、そもそもゲームだった時からあったものだって始めてから五日しか経たない私にとっては知らないものの方が多い。だからこそ、情報を収集できる場所と状況把握が終わるまで保護してもらえる場所がほしい。なにが起きて私の命に関わるか知らないからな。
だからこそ、まずだ助けてくれた恩人さんを保護者第一候補として考えていたんだが、その恩人さんがロリコンである可能性が大きくなったのだ。これが3つの予想外のことの一つ。まあ、これに関しては私の恩人さんがシスターだったようで一安心だ。計画通りに進めても問題ないだろう。
で、計画のためにも最大限同情してもらえるために振舞うことにしていたんだが、本気でないてしまった。これが予想外のこと第二。まあ、これも計画通りに進むことには問題ない。むしろ、プラス要素だ。つまり、計画を進めることに何の問題なし。さて、これからも計画通りに動くとしよう。
「ひく、森に入ったらひく、狼に襲われるしひく、狼に逃げたと思ったらひく、ひく、熊に襲われるし、ひく、血がたくさん出るし・・・」
「そうだったんですね。怖かったんでしょうね。でも、安心して。ここは教会。太陽の神アリシア様が守ってくれる場所ですよ?だから、安心して。」
彼女はそういいながら私を抱きながら、頭を優しくなでてくれている。
あ~~癒される~~具体的に何の感触に癒されるかはいわないが、とにかく癒される~~
そのまま再び十分くらい泣き付いてから泣き止む。合計40分だ。これくらいが良いだろう。
「よしよし。いい子、いい子。まだ疲れているんでしょう?服着てから、もう一眠りしましょう。その後で、これからのことを話しましょうか。」
「・・・・・うん」
私は小さくうなずき、彼女が持ってきた服を着て、ベッドの中に入る。そんな、私の頭をやさしくなでてから部屋を出ようとした彼女の手を掴み、上目使いで決めセリフ!
「一緒にいてくれないの?」
私の言葉に彼女は困った顔で数秒悩んでから、
「一緒にいますから安心してくださいね。」
と言い、近くの椅子をこちらに寄せる。
それを見て安心したかのように目を閉じる私。そして、そのまま寝る振りをしてこれからどうするべきかについて考えに入るのだった。
・・・・ちなみに、第三の予想外のことは彼女の胸の感触であった。
個人的な問題のため、これからは週末に8話ほどをまとめてあげることにします。
始めてから、一週間も経たないのにこんなことを言って申し訳ありません。




