最終話
「そろそろ人いないし、くんのかな?」
ガラガラッ
「凪....」
「....唯、なんか話があるんだろ。」
「うん」
「で、話って?」
まあだいだいの察しはついてるけど。
「もうわかってるでしょ?」
「まあな」
「だったら、言わせないで。返事だけ」
「....ごめん。」
「..........そっか...。」
「凪、好きな人いるもんね」
「おう、いる。」
「...じゃあな。唯」
「うん...。」
なんか、いい感じはしないよなー。
そんなこんなで家に着いた。
「ただいまー」
早く言って、早く振られよう。
そう思った俺は、すぐに自分の部屋に向かい、携帯を取り出した。
「電話、でるかな...。」
ルルルルルルルル....
「はい」
「あ、あの、も、もしもし!?」
「え、どうしたの?凪。でもちょうどよかった実h___」
「り、梨花!好きだ!俺と付き合ってくれ!」
「え...え!?い、いま!?」
ピンポーン
ブツッ...
「え、切れた...」
「凪ーー。おりてきなさーい。」
あー、切られたってことは振られたんだろうなー
ショックだなー。
「今行くよー」
1階におりた
「はあ、なに?ってえ...。」
玄関には梨花がいた。
顔を真っ赤にして。
「え、え!?」
「何で居んの!?」
「凪、玄関でインターホン押そうとしてるのに電話で告白ってなんなの!!!!」
「あら、凪告白したの?」
「母さんうるさい!」
「ひ、ひとまず部屋で返事聞く」
「はあ!?何のために泊りがけでチョコもってきたと思ってるの!」
「いいに決まってるでしょ!」
「え、いいの?俺で?本当に?」
「しつこい!」
と、突然のキス。
しかも初めてのキス自分から行かないとか俺かっこ悪っ...
で、夕食後。
「凪、はいチョコ。」
「ありがとう」
「日曜日までは泊まっていくけど、私が帰った後浮気だめだよ?」
「わかってるって」
「ありがとう、大好きです。」
-fin-
最終話です。
楽しんでもれえたら幸いです。
ありがとうございました。