第二話
キーンコーンカーンコーン...
ガラガラッ!!
「ギリギリセーフ!!!」
俺は3年B組の教室に駆け込んだ。
「何がセーフだ。遅刻だ遅刻」
担任の水橋先生に出席簿で頭を叩かれる。
「痛っ」
「はよ、座れ」
「はいー」
席に着くと、隣の席の長野唯が話しかけてきた。
「凪ぃ~。また遅刻~?」
「うっさいわ。今日は早く起きたんだよ、これでもな。」
「お、なのになんで遅れちゃったのかなぁ~?」
「そこ。うるさいぞ」
「ごめんなさい...」
また怒られた。唯のせいだな。
HRが終わりまた唯が話しかけてきた。
「で、凪はなんで遅れたの?」
「手紙読んで考え事してたら7時50分になってた。」
すると、ニヤニヤして唯がこう言った。
「あ~。梨花ちゃんだっけ?どんな内容だったの?」
「内容はいつもと同じ感じだったんだけど、最後に今週もう一回届け物があるから楽しみにしておいてねって。」
すると、唯はなんかわかったような顔をして、少し寂しそうな顔をした。
「わかったのか?教えろよ、]
「ダメ。教えない。」
「何怒ってんだよ」
「怒ってない」
明らかに怒ってんだろ。
なんだ?俺が何えをしたってんだ?
「あたしからも、今週あげたいものあるから。」
そう言うと唯は席を立って、いなくなってしまった。
なんだあいつ。
俺も席を立ってトイレに向かっていると、後ろから声が聞こえた。
「凪ー」
後ろを向くと誰か走ってきた。
「あ、賢五」
走ってきたのは後ろの席の堺賢五だった。
「どうしたんだよ、賢五」
「それがな、長野のやつがいきなりな、あたしが勝つ!とか大声で叫び始めたんだけど、さっきまで話してたお前ならなんか知ってるかと思ってさ。
トイレ行くの?俺も行こうかな。」
「そうなのか?俺もよくわからん。」
二人して歩き出した。
女ってほんとよく分からんな。
それからは何もなく授業も終わり、放課後になった。
「賢五、帰ろーぜ」
「おう」
何事もなく家に帰り、何事もなく夕食、風呂に入りながらずっと考えていた
「あたしが勝つ...届け物...ん?」
風呂から上がり、着替えて、ベッドに入った。
「わっかんねぇな...」
そのまま眠りについた。
今週何が起こるんだ?
え~と。どうも蓋仲やみです。
今回2話目ということで、書かせていただきましたw
1人2人でも多くの方に読んでもらえると幸いですw
1話目では後書きの存在を知らず書いていなかったのですが、今回から、書かせていただこうと思っています。
とっさに小説書こうと思ったので、その場その場でストーリーを考えて書いていますww
なので、ネタ切れになりやすいんです。
一応、最後まで書くつもりなので、よろしくお願いしますね。