ちょっ!おまwwww
ノリと気分で書いたお話です。ぶっちゃけ遊び心満載なので楽しんで頂けたらと思います。
『お兄ちゃん!あーそーぼ!』
ドアの向こうから『妹』の声がする。
『もう!お兄ちゃんてば!こんな所に閉じ籠ってないで、早く遊ぼうよ♪』
ドアを叩く音がする。
…やばい(;・∀・)俺死ぬかもしれない。
『お兄ちゃん♪遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう遊ぼう……。』
ドアの向こうから何か『重たい物』を引きずる音がする。
『あっ!リリィ!ちょうど良いや!「それ」でこのドアのを壊そうよ♪』
『うん♪お兄ちゃん、遊ばないなら~こっちから行っちゃうよ?』
ドアから激しい打撃音が聞こえた。
やばい(;゜∇゜)ドアが破られる。
死亡フラグキターーー\(^o^)/
激しい音と共にドアが吹き飛ぶ。ドアが無くなったそこには、ドアを壊した張本人が居た。
一人は金髪ロングヘヤーの少女と、もう一人はボーイッシュな金髪ショートヘアーの少女。
ロングヘヤーがリリィで、ボーイッシュがメリィだ。
ついでに、リリィの手にはハンマー。メリィの腰にはケースに入れられたハサミがある。
んー、病んデレ。明らかに病んデレだ。
そして、こいつらのお兄ちゃん事俺は。只のしがない高校生何ですけど?何でこんなことに……。
こんな状況になったのには、今から三時間前に振り替えなければならまい。
んん、回想スタート!!
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おっす!おらゴクリックス!ある日自室で寝てたら突然親が来て、「晃太!明日お前の婚約者に会いに行くぞ!」とか俺の弟にほざきやがった。
えっ!?( ; ゜Д゜)俺は…?
弟に婚約者が居るという事実と、年齢=彼女居ない暦の俺は、驚き1割、嫉妬6割、殺意3割という心境に陥った。
しかも、婚約者が美少女といいやがる。こいつはぁ傑作だぜ!!
早速弟の晃太にギロチン締めをきめて、あの世に行く手助けをしてやろうと晃太の部屋に行く途中に、突然の激しい頭痛!?
天に召されるの、俺じゃね…?\(^o^)/オワタ
意識が薄れていくなか、最後に牛乳プリン食べたかった。と思い、意識を失った。
そして、目が覚めた時。俺には前世の記憶があり、この世界がゲームとほぼ同じ世界だと分かった。後、目が覚めた状態が意識を失った状態と同じという事実にショックを受けた。
誰か、気付け馬っ鹿野郎☆
急りだが、俺の自己紹介をしよう。
俺の名前は、朝嶺 暗之介。もちろん、ゴクリックスではない!!ついでに、俺の家は普通よりちょっぴり下ぐらいのレベルの家だ。
続いて、ゲームについて説明しよう。
所謂、ヤンデレゲームだ。ちなみにタイトルは、『キョウ愛~皆悲劇の章~』という。
タイトルから分かるように、シリーズ物だ。シリーズと言っても話は繋がっていないがな!とまぁ、何でこの皆悲劇の章だと思ったかも説明しよう。
このゲームはシリーズごとに、ヒロインが変わるという、じゃあシリーズの意味無くね?つーか、主人公だけ変えないのは何故?て言うか、話繋げろよぉぉぉお!!!と思うようなゲームだ。残念ながら、前のシリーズでお気に入りのキャラと、また出会える!何て事が無いゲームだ。
そして俺(ついでに晃太)の幼馴染みである旧鍵 頭弧が、この皆悲劇の章に出てくるヒロインの内一人だからである。
面倒だから、ゲームの内容を簡潔に説明しよう。1割ハッピーエンド、9割デットフィーバー……以上だ。ついでに、ハッピーエンドは主人公は無事だが恋愛にはならない、独身ルートの事を指す。
取り合えず、面倒くさいから、難しい事は明日考えるか。
そう思い、俺は眠りについたが、それがいけなかった。朝になって、ようやく気付いた。
そういや俺、このゲーム、やる前に死んだんだった……。
そこからは天梃舞毎だった。家族全員で車乗って、飛行機乗って、島に行って、屋敷入って、話をして、そしてこの弟の婚約者の妹、リリィと、メリィが急り、
「久しぶりだね♪お兄ちゃん♪私(僕)達の事覚えてる?」
とか言ったので素直に、
「ハッ!(゜ロ゜)お前ら何て知るかよ!今から三時のおやつtimeだから邪魔すんなよ!?ドゥーユゥーアンダスタン オッケー?(意味は分からんが、何となく言ってみた。)」
すると、この二人が突然、
「…だったら、食前の運動の為に、私(僕)達と遊ぼうよ!お兄ちゃん♪」
とか言って襲いかかってきた。そして今に至る。
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以上!回想終わりましたけれども、どうしましょうかごんす。
目の前には、ハンマーを持った美少女が、ハンマーを引きずりながらじわりじわりと近付いてくる。
ていうかさ、この『キョウ愛』の主人公は、朝嶺 晃太、俺の弟だよね。
何で俺が襲われてんの??(。_゜)?
「そうだ!お兄ちゃん♪鬼ごっこしよ♪」
「わぁ~楽しそう♪そ・れ・じゃ・あ☆僕達が鬼ね♪ほら逃げろ逃げろ~☆」
「ありがたく、逃げさせて貰うぜ!」
プライド何ていらねぇーぜ!年下の女の子相手に逃げる事しかできない時点でプライド何てどぶにすてたぜ!
俺は逃げようとドアに向かって走ると、足が絡まって二人の美少女に向かって倒れこんだ。
「キャッ☆」
そしてふっ、と思った。ラブコメとかでさ、よく主人公が転けてヒロインのパンツに顔を突っ込むとかあるけどさ、あれ現実でやったら犯罪だよね☆
……ん~と、さ。多分分かると思うけれども、いちよう、今の状況をお教えしよう。
リリィのパンツに右手が突っ込んであって、メリィのペチャパイに顔面を押し付けている状況、と思われる。
「お兄ちゃ、駄目、そこさわっちゃ……。」
リリィの色っぽい声が聞こえる。
「ちょっ!すまん!」
「んん、お…兄ちゃ、ん!はぁ、動かないで。」
今度はメリィから色っぽい声が聞こえる。
さっきまでとは違う意味でやばい状況だ。
「分かった!動かん!!!!!」
「「ええぇ!?」」
……我が生涯に、1片の、
「何してるんですか…?暗之介さん」
悔いありりりぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色っぽさも何も無い、とても冷たい声が聞こえたのでリリィと、メリィから素直に離れて声の主を確認する。
すると、そこには、
「お久しぶりですね…、暗之介さん」
『キョウ愛』の中で一二を争う残酷ヒロインでこの屋敷、黒言邸のメイド、舌嵜 唯孤が居た。
果たして、お俺に明日はあるのだろうか?
(o^ O^)シ彡☆オワタフィーバー