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龍乃牙編 6
「どうしたの?」
彼女に私は聞いた。
「伊豆能売神……」
さっきの会長さんの言葉をつぶやいている。
「どうそたの??」
少し語気が強くなるのが私にもわかる。
「ああ、きっとそれが私の名前なんだって。なんとなく、パズルのピースがはまったような気になってね」
「よかったじゃない、でも神様かぁ。敬わないといけないのかな」
「ううん、大丈夫。私たちの仲だもの」
そういう神様は、とても輝いて見えた。
ちなみに、神様というのは嫌だというたっての希望で、伊豆ちゃんと呼ぶことになった。




