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ガムゼッタ教編 13
「誰だ」
天使像は問いかけていた。
「ガムゼッタ侯である」
「ガムゼッタか。なんと懐かしい響きであろうか。貴殿を来るのを千秋も待っていた」
天使像はそう言い続け、ふわりと浮かび上がる。
「千秋とはどういうことだ。初代がガムゼッタ教を創設したのは、1000年もたっておらんぞ」
「戯けが。神は全てを見通しておられる。天使と悪魔が踊り、子らが育まれ、万物は紡がれる。7つの巻物は消え、1つの物語となる。神が書かれた物語は真実となり、事実へと変わる」
「どういうことだ」
「黄泉の天使は、悪魔の天使。天使は神の僕。ゆえに悪魔も天使も神の僕」
天使像はゆっくりと光り、わずかずつではあるが、浮かび始める。
「人は、神にあらず。神の僕である。人と天使と悪魔はみな同胞。神の子である」
キュンと音がなり一気にガムゼッタ候に向かって天使像突撃をかける。
そして避けることができなかったガムゼッタ候に直撃した。




