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神父と悪魔編 11
サタナキアがアスタロスに親しげに話しかけている横で、私は探し物を探した。
『聖水と清き川のたもとにて』という題名の本だ。
本の内容は、聖水が流れるという川にまつわる童話のような話だ。
その水に触れると、たちまちに怪我が治るという水だから、おそらく著者は聖水としたのだろう。
だが、なぜ、このような内容を禁書としたのか。
それについては、全く分からない。
本を読めば多少は把握できようが、その肝心の本がどこにあるのか分からない。
「なあ、おい」
その時、私はアスタロスに呼ばれた。
「なんだ」
「お前が探している本。それなら3番目の棚を見てみな」
3番目の棚、と言われて、壁際から3つ目の棚を見る。
すると、すんなりと見つかった。




