表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の計画  作者: 尚文産商堂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/164

書物編 6

「いかがいたしましたか」

鈴を鳴らすとすぐに執事がやってきてくれた。

「このページをコピーしてもらいたいのですが」

「畏まりました。しばらくこの部屋にてお待ちいただけますか」

執事は本を受け取って一礼すると、すぐに扉を閉めて、どこかへと行ってしまう。

そして、3分とかからずに帰ってきた。


「お待たせいたしました。こちらでよろしかったでしょうか」

ページを確認し、確かに俺が欲しかったところだ。

「ええ、大丈夫です。ありがとうございます」

「いえ、仕事ですから」

「それで、ここからイヴァノコフへ行こうと思うと、どう行けばいいでしょうか」

「それでしたら、すぐそばにある、カリストリン中央駅へいくのが早いでしょう。そこからイヴァノコフ行きの寝台列車が出ておるはずです。分からなければ、カリストリン中央駅にて、駅員に聞くのがよろしいかと」

「分かりました、何から何までありがとうございます」

「仕事ですから」

執事とは、このように我慢強い仕事なのだと、この時、はっきりと分かった。

そして、俺は当主によろしく伝える様に執事に頼み、家を出た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ