表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の計画  作者: 尚文産商堂


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/164

神父と悪魔編 4

悪魔と天使のバランスが崩れているということに気づいてから1か月間。

私は、神父としてできる限りのことを行った。


「と、言ったところで、一神父にできることなぞ、限られているわけで」

悪魔を目の前にして、説教用の書面を仕上げていると、思わずそう独り言がこぼれてしまった。

「まあな」

それを悪魔が受け取る。

「だと言っても、しないよりかはましだろうさ。とりあえずさ、本が重要だってことは分かっただろ」

「そうですね」

ため息を吐きながら、私は悪魔に答える。

その本というのが、また問題で、なんでもアルマゲドンを迎えるまでに揃えておかなければならないらしい。

そして、最大の問題は、題名しか分かっていないということだ。

「なんだったけね」

私は悪魔に尋ねる。

「“聖水と清き川のたもとにて”だな」

悪魔はよどみなく答える。

「中身はきっと、キリスト教の関連の物なのだろう。とはいっても、なぜそれを迎えるまでに必要なのだろうか…」

「それはきっと、天使にでも聞けばわかるんじゃないか」

悪魔は簡単に私に言ったが、天使様が我々のような羊たちの元へ、簡単に来てくれると思えなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ