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ザ・メッジワール~転生したらハードモード?~  作者: 水華
序章 異世界転生
2/13

一話 神様は存在したようだ


 おいで、おいで。そう、こっちへおいで、そうそう良い子だ。いらっしゃい。ようこそ、メッジワールへ。


 何をやっているか?私は誰か?

まず私が誰かというし質問に対して

私は、"九十九(つくも) 神子(かなこ)"。

メッジワールという世界の創造神をやっている。


 そして、今何をやっていたか。

どうも、あちらの世界の神は残酷なようでな。まさか、自分が人間に紛れて生んだ子の子、孫が気に入らないからと、早々に死ぬよう運命を定める等と、到底神の風上にもおけない。

 だからその被害者、氷華をこちらの世界に招いて、あちらの神様の思い通りには、させないようにすることにする。契約で「1年に数人、好きな魂を呼び込んで、そちらの世界の物にして良い」と言われてるからね。契約には違反していない。



~~~~~



 凄く眠たい、それに体が重い?いや体は無いから、ただ単に疲れているだけだろう。そうにちがいない。というか夢の世界に違いない。そうだろう。そうじゃないとおかしい。

いやこの理論もおかしいな…

とちうか回りは黒いのに明るい。なんで?


神子「うわっ、結構内心で考えるタイプだったんだね…、無表情でなかなか喋らないから、てっきり大人しい子だと思ってたのに。」


 誰?


神「なんというか、刺々しい。えーと私は貴方の住んでた世界とは別の世界の神。九十九神子って言うよ。流石にあっちの世界の神の凶行に見かねて、貴方の魂をこちらに誘致したよ。」


 あれか?神が私のこと気に入らないからって、早々に死ぬ運命を定めたとか?そんなやつ?、ていうか今誘致って、拐ってきたってことだよね?!


神「死因については、その通り。拐って?そこは気にしない。あちらの神との契約で年に数人までなら拐って良いって、そういう契約結んでるから!」


 本人の意思はどこ?


神「一応、異世界転生が嫌なら、元の世界が再スタートさせてあげることもできるんだけど…」


 あ、良いです。あんなくそ神のせいで死ぬ世界とか理不尽すぎる。何が悲しくて戻らなくちゃいけない。第一私の何が気に入らないのさ!やりたいこととか一杯あったのにさ!全部滅茶苦茶にしてくれやがって!


神「うわー荒れてる。まぁ、落ち着いて。一応こっちの世界は魔法あるよ。まだ発展途上なんだけど、そこは"転生者に何回か転生してもらって研究してもらってるから"、そのうち魔法も完成するとは思うけど。」


 へ?魔法?天国?転生する。


神「とんでもない即落ちを見た。魂の状態だと、何かと不便だろうし、体を作るね。ちょっと待ってね~」


 貴方が神でしたか。


神「神様に何てこと言ってんのさ」


~~~~~


「体があるって、体が元気って、最高!」


神「前世が酷すぎたもんね…あの病弱体質も、気に入らないからって途中改変された結果だし。」


「は?????」


神「あと、そうそう。あちらの世界の神様、君のおじいさんだよ?」


「…くそジジイかよ。よくあんなので世界が保ってますねぇ!私の何が気にくわないってんだよ!あ?出世だとか身分だと気にする必要ねぇだろうが!老害ですか?くそ野郎。」


神「いや、ほんと荒れてるね。まぁ、それはさておいて、そこまで時間を取れるわけじゃないから、転生の話にしよう。性別とか姿とか自由にカスタマイズできるけど、どうする?」


「あ、そういう、カスタマイズはしないんで良いです。能力はなんかこう、記憶を完璧に記録したり、演算能力がついてきたり、大抵の知識が手に入る、とかそんな能力が1つに詰まったやつ無いですか?」


神「あのさ、神様相手に先読みするって相当だよね。まぁ能力について聞くのは通常通りなんだけどさ。それじゃあほい、演算領域拡張、内包能力は、高速思考、高速演算、完全記憶、全天検索。これでよしっと。」


「え?今作っちゃうの?」


神「神様はなんでもありなんだよ。未来を視ることもできるよ。つまらないから視ることはしないけど。」


「流石神様」


神「まぁ、あとは魔力量とかそういうステータスくらいだね。これは転生中に決めることができるから、ここでやることは無いし、これで終りだね。じゃあ転生開始しちゃうよ~」


「え?もう転生しちゃうの?って、え?早くない

?」


神「私も忙しい身だからね、これ以上はちょっと時間取れなさそうにないよ。それじゃあね。運命の境目はもう過ぎた後だから、後戻りはできないよ!じゃあ行ってみよう!」


「え?運命の境目?え?ちょっとまっ」



~~~~~



神「まさか、自分の書いた絵そのまま、運命の境目になるなんてね…。ラフで終わらせてたら死なないで済んだなんて、とんだ災難だよ。」




??「ぐぬぬ」

神子「しっかり契約に則ってやっている。文句はあるかい?地球の神。」

??「あるわけなかろうが!契約は契約だ!好きにせい!」


神子「ほんとくそジジイってのは賛同しますよ…」

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