68話 魔女の村を散歩
朝!
むにゃむにゃ、いつの間にか寝てしまった。
ふあぁ。ん?いい匂い。何か膨らみが。
ふあああああああああ!
女の子が寝てる!?その手が握っているものは・・・アタシの○○○やんけ!
「ん?」
女の子が起きた!目が合う。
「・・・・・・!!」
顔が真っ赤に・・・あ、消えた。
「・・・エッチ・・・。」
はああ?念話で何言ってんだ。襲撃されたのはアタシなんだが?
てか、彼女は序列4位のノエルとか言ったか、なぜこの部屋に・・・謎だ。
顔を洗い歯を磨く。
髪がめんどいよなあ。
「レティシア、起きてる?」
「ん?にゃによ、朝から、まだねてりゅわ・・・ぐぅー」
ダメだコイツ。
ふう、気持ちを落ち着ける。
「ノエル、今いいかな?」
「・・・なに・・・」
「髪を梳かして欲しいんだけどいいかな?」
「!!・・・うん。」
シュン
目の前に現れる。テレポで来たぞ。
ノックと言う概念は無いのか。
「わっ! 早いね。」
「・・・ん。」
無口なんだな。
あれ?さっきボサボサだった髪が三つ編みにされて輪っかになってる。かわいい!
「ノエルその髪をどうしたの!?自分でやったわけじゃないよね?」
あの短時間じゃ不可能だ。
「・・・見てて。」
シュルシュルシュル
髪が勝手に動いてる!あっという間に元の髪型に、あっまた動いてる。
三つ編みのお団子。レティシアの髪型だ。
まさか!
「レティシアの髪もノエルがやってあげたの?」
「・・・ん。」
あの女出来る女装ってるけど、とんでもないポンコツかもな。
「ノエル、アタシの髪も可愛くやってもらっていいかな?」
「・・・ん。」
あっ、何か嬉しそう。
シュルシュルシュル
髪にノエルの魔力が通ってる。くすぐったい。
ふあああああ!何これ!かわいい!
三つ編みがカチューシャみたいになってる!
「ノエルありがとう!スゴく気に入ったよ。かわゆすぎるー!」
抱きしめてはしゃぐ。
「・・・んー。」
シュン
消えた。逃げられた?
今日のコーデだよ!
装備
悪魔の角(クルンとした角)、ワンピ丈短め黒、ブーツ、悪魔の尻尾
悪魔の角を付ける事によって頭に目が行くようにしてみたよ。髪を魅せるコーデだよ!
魅了の効果が加速するって?知らないよ!
かわいいは正義!なんだから!
集落を散策してみる。
皆遠目に見てヒソヒソ何か話してるぞ。
「姫様かわいいー!あの髪どうやってるのかしら?」
「姫様って悪魔だったの?」
「サキュバスの姫だろあれ。」
「かわいくてエロいとか最高かよ!」
「朝から何て格好してるんだ!はあはあ。」
「お嫁さん検定合格!」
好評のようだ。
魔女ってどんな生活してんだろ?
リリムのように三角帽子を被っている人は少ない。動きやすい服装が多いな。
井戸で水を組んでいる。魔法使わないのかな。皆が皆魔法使えるとも限らないか。
向こうに畑がある。鍬で耕している。魔法の魔の字も無いな。普通の集落だ。
ん?今声が
「アールルー!こっちー!」
リリムが手を振っている。何してんだろ。
「おはよ。何してんの?」
ザル持ってる。
「ここ、ウチの畑なんだ。今野菜の収穫してたの。」
はえー。すごーい。
「何が取れたん?」
「きゅうりとトマトだよ。」
ザルに沢山入ってる。
「今から川に行って冷やして来るんだよ。持ってくれたら分けてあげる。」
美味しそうだ。
「いいよ。貸してみ。」
2人並んで川へと向かう。
なんか視線が。
リリムを見る。昨日の事は気にしてないみたいだ。
「今日はいつもの格好じゃないんだね?」
シャツ、短パン、サンダル、髪はポニテ。かなりラフな格好だ。
アタシとのギャップが凄い。
「ローブ着て収穫したら汚れちゃうよ。」
ケラケラ笑う。そりゃそうだ。
「アルルはまた元の格好にしたのね。相変わらず凄いわね。」
ジロジロ見られる。恥ずかしい。
「前から気になってたけどそのシッポどうなってるの?」
尻尾の先を掴まれる。
「ひゃん!」
変な声出た。
「あっ、ごめん痛かった?」
むしろ逆だよ。
「先っぽは敏感だから・・・。」
はううう。
「そ、そうなんだ。ごめん。」
・・・・・・・・・。
えっ!何で離してくれないの!?
「アルル昨日は・・・ううん、何でもない。」
なんかモジモジしてる。って、はうううう!
先ニギニギしちゃダメえ!両手でコリコリやあああ!
「あっ、この村、見て驚いたでしょ?魔法一切使って無くて。」
ギュッて握ってくる。あ、やだ。ダメ。そこ、やぁ。
「そ、そうだね。あん!・・・なに魔法使える人いるのに、やあ!・・・っぱり何か理由があ、あっ・・・るのかな?はぁはぁ」
「それがね!楽をすると堕落するから魔法使っちゃダメって言うんだよ!おかしいよね!?」
あ、あ、ああ、もう駄目いっちゃう!
耐えなきゃ、こんな、のどかな、あぜ道でいくなんて絶対駄目なんだから!
「お、犯しいよね、あっ・・・はは。はぁはぁ」
「アルルもそう思うわよね。本当に大変なんだよ。朝から井戸水のポンプをシュコシュコ、シュコシュコ・・・」
シュコシュコしちゃらめええええ!上下らめえええ!もうむりぃ、あっあっ、イッ
「アルル着いたよ。ここにザルを置いてね。」
川に到着。波間に光が反射してキラキラしてとても綺麗。
「うん、いいよー。ここね。」
水温かなり低い?耐性あるからよくわからん。
「ここに浸けて置くと冷えて美味しいんだ。」
そうだね。楽しみ。
謎鳥「キュイッ、キュイッ・・・」
謎蝉「ミーンミンミンミンミー・・・」
謎川「サラサラサラサラ・・・」
靴を脱いで川につける。はえー。いいねえ。
癒しの湯に通じる何かがある。
「いいとこだね。」
サラサラサラサラサラサラ
「うん。」
「アタシに付いて来なくてもいいんだよ。魔王はアタシが倒すし。」
「ふふ、そうね。アルルなら簡単に倒しちゃいそう・・・」
だったら。
「でも誰かが見て無いと。私アルルの事が凄く心配。」
それは。
「旅が終わるまでの間だから、アルルに迷惑掛けないから・・・お願い。」
尻尾を両手でギュウギュウ握りながらは反則だよ。
「わ、分かったから!し、尻尾、尻尾離して。」
また、くっ!
「ごめん、これ握ってると何か落ち着くし、気持ちいいんだよね。」
・・・・・・。
離してよ!
「アルルも気持ち良かったりして、ふふふ。」
はああああああああ!やあ!真ん中のスジ指の先でこしょこしょ、らめええええ!
「も、もうリリムったらあ、あ。やさいヒエッ!たんじゃない?食べよ。はぁはぁ」
「ああ、そうね。冷えたかなあ・・・どれどれ」
流石に食べてる時くらいは、にゃああああああああぁぁぁ
左手にキュウリ持って右手にシッポ持ってニギニギしてる!これワザとだよねええ?
「あっ、美味しい!アルルも食べてみて。」
「う、うん、もぐもぐ。あっ、本当だ。美味しいいいいいぃ!?」
ちょっ!さ、先っぽ指でつまんで擦るのやああああ!もうまた、あっあっあっこれダメ!や!あっ、また、あっイッ
帰り道
「じゃあ、またね。私家に帰ってお昼の準備しなきゃだから。」
・・・あっ、やっと離してくれたぁ。
「う、うん、またね。」
はああああああああ、なんてこった。これじゃメイヘムの事もう責められないぞ。
「・・・・・・すごっ・・・」
えっノエル?念話?
「・・・・・・見てた。」
な、何を?
「・・・6回・・・」
・・・・・・・・・。
にゃあああああああああああ!!




