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絶望の果て  作者: 馨
42/103

42話 アビス武術大会 予選3組目 アルル登場!


大会2日目

今日は予選3戦目と4戦目が行われる。


「アルル様ぁ、やり過ぎないでくださいねぇ。手加減ですよぉ手加減!」

オフィーリアが心配そうにしている。

そっかアタシの魔力の精密さ知らないのか。


「大丈夫だよー。優しく倒すから。」


「お姉ちゃん、がんばってね!」「ぼくも戦いたい!」

ニケが参戦したらどうなるかな。勝つことは出来ないまでもいい戦いしそう。


「まだダメよ。そのうち、お姉ちゃんが鍛えてあげるからね。」

「楽しみー!絶対だよ!」「ズルい!ミコもミコも!」

「ふふ、もちろんよ。」


子狼たちに見送られ舞台にやってきた。

さてと、どんな選手がいるのかな。

あちゃあ、サーシャちゃんがいるよー。やりずらいなあ。

目深くフードを被る。


「お前らあ!総長はきっと見てくれてるはずだ!気合い入れろや!」

「おおっ!!」

見てるどころか、一緒の組みで戦うんですけど?


ドーン!

ドラが鳴り戦いが始まった。

サーシャちゃんから距離を取り襲ってくる敵の顎に拳をかすらせテンプルを揺らし意識を刈り取って行く。


精神魔法も飛んでくるが耐性の持つアタシには効くはずもない。襲ってくる奴らはひと通り倒したかな?


「亜流々連合 副総長 兼、特攻隊長の沙亜車だ!切り込んで行くんで夜露死苦う!」

何言ってるの?てかアタシの名前言うのやめよ?


サーシャちゃんが鎧を来た兵士たちに突っ込んで行く。あれサーシャちゃんて魔術師はだったよね。近距離戦闘は自殺行為じゃ・・・。


「オラアアアアッ!」

拳ひとつで戦ってる!?魔力で膂力強化して魔装を拳に纏わせてる。まーた異世界の書物読んだな。


ドンッ!ドンッ!

炎が飛んできてサーシャちゃんに直撃する!

大丈夫か!?

魔法壁で防いだようだ。


「ゴルァ!タイマンの邪魔してんじゃねえぞ!三下あ!後できっちりコロしてやっからよー、順番守れや!」

怖いよサーシャちゃん。


大分スッキリして来たぞ。

残っているのは学院生が6人と兵士が3人。

魔神が1人。

ベルゼビュートだ。

制服ではなく貴族の礼服を着ている。胸元にヒラヒラがついたあれだ。

こうして見るとイケメンなんだよなあ。


「お前この組みだったのかよ。」

念話を飛ばす。


「たまたまやで?ワイは何もしてへんで?」

いや何も言ってないだろ。


「アルルちゃんとヤり合うのが楽しみで夜も眠られへんかったわ。痛くせんから楽しもうや!」

言い方。そう言うとこだぞ!


「おいテメェ!無視してんじゃねえぞ。」

学院生に絡まれた。


バレないように声を低くしてっと

「どうした?早く来いよ。エリアだぜ?」


「舐めてんじゃねえぞ!」

剣を持って突っ込んで来た。足を払う。もの凄い勢いで半回転しアタマから地面に突っ込み気絶する。

危っぶない。あれくらいでも大ダメージ負うのか。治療しておこう。


「マコっちゃんに何してんだテメェ!?」

知るかよ。てかエリアだって言ってんだろ。

魔力の塊を出して吹っ飛ばす。ぷちファイアボールもどきだ。


「・・・あ、アルル総長?・・・ですか?」

えっ?サーシャちゃん・・・何でバレた?


「アルル総長っすよね!?今の禍々しい黒の焔!アルル総長以外に考えられねえ。」

あーそう言う事か。前に授業で見せたから・・・駆け寄ってくる。どうする?


フードを取って姿を表す。

「あたしは魔法少女のたま子にゃ!」

ポーチから魔法のステッキを取り出す。

ふう、猫耳を装備して来て助かったぜ。

髪は昨日と同じ桃色ツインテだしバレないだろう。


「やっぱり総長じゃないっすか!参加してたんすね!その格好・・・こすぷれってやつすか。よく似合ってますよ!押忍!」

バレバレじゃん!もうやだあ!


「・・・たま子だにゃん。」


「ぷぷっ!w」

「ぶふぉっ!」


アスとベルだ。後できっちりコロしてやっからよお?


「お、押忍!たま子総長!失礼しましたあ!今残っているのはアタイたちとあの眼鏡野郎だけです!」

いつの間にか3人になっている。

バレなきゃサクッと意識狩れたんだけどなあ。


「総長!奴はアタイに任せてもらえませんか?この命に掛けて必ずタマ獲ってきます!」

殺し合いじゃないからね?試合だからね?

ベルはニヤニヤしている。

お前だけは絶対ぇ、コロしてやっからよ?


「分かったよ。サーシャちゃんに任せる。」


「ざっす!たま子総長!」

もうアルルでいいよ。あいつも命までは取らないだろ。


サーシャちゃんとベルが向き合う。


「亜流々連合 初代副総長 兼、特攻隊長の沙亜車だ。夜露死苦!」


「ベルゼビュートや。よろしゅうに。」

名乗りを上げ構える。

サーシャちゃんが仕掛けるも全く当たらない。

ドゴォ!膝蹴りを食らってしまう。


「ガハッ!」

腹を抑え悶絶する。やはりアタシがやるか。


前に進むと、

「総長!そこで見ていてもらえませんかねえ?まだアタイ負けてないんで・・・。」

気持ちはわかるけど、厳しいよ・・・。


ファイアボールで目眩しをして攻撃するも簡単にかわされ反撃を食らってしまった。

吹っ飛ばされ床に叩きつけられる。

終わりだ。よくやったよ。


「ま、まだだぜ、まだ終わっちゃいねえ!総長に、勝利を捧げるんだ!うおおおおお!!」

ボロボロの体で特攻する。

サーシャの腕を掴む。

「そ、総長!何を!?」


「もういい、それ以上はいけない。」

マジでコロされるぞ。


「あ、たしは、まだやれます!負けてない!」

必死に懇願する。


「ああ、そうだ。サーシャの心は折れていない。だから負けてないよ。良くやった!副総長!あとは総長に任せな。」

微笑む。


「そ、総長ぉ・・・。」涙を流し私の胸に崩れ落ちるサーシャ。

張り詰めていた気が抜けて気絶したようだ。


「もっと早く止めてくれんと殺してしまうとこやったわ。」

・・・。


「トーナメントで早くたま子ちゃんとヤりあいたいわあ。優しくしてあげるから楽しみにしてるんやで。」

・・・。


ん?アナウンスが無いな。2人しか立っていないはずだが。

あっ、もう1人鎧をつけた兵士が立っているぞ。右腕ないけど、まだ負け確定じゃないのか。


刹那、奴の拳が目の前に現れる。

アタシじゃなきゃ骨も残らず爆散する魔力込めてんじゃん。優しくするって言ったのに約束が違うよ?


スレスレでかわし奴の顔面を力一杯ぶん殴る。

ドズン!ズゥア!!

大気どころか大地も揺れ爆風が吹き荒れる。結界は吹き飛び舞台は陥没。

ベルは血煙残して空の彼方へ飛んでっちゃった。

あはっ!爽快!



舞台は壊れちゃったけど負傷者には防壁張っといたから問題はない。

混乱の最中、右腕の取れた兵士の腕も再生しといた。


「し、勝者、魔法少女たま子!王国 近衛師団 エレナ!」


あっ、魔法少女なのに物理で勝っちゃった!?

てへぺろ!


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