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絶望の果て  作者: 馨
33/103

33話 悪魔の街    


悪魔の街 アビス

この街の住民の殆どは悪魔である。

しかし見ためはさまざまで角や尻尾もあったりなかったりする。

一見すると人間みたいなのも悪魔だ。


ここで今回のアタシのコーデを紹介!


装備 小悪魔の角、チョーカー、黒ワンピ

、黒ニーハイストッキング、黒ブーツ、

悪魔の尻尾。


セクシー小悪魔コーデで決めてみたよ!



挿絵(By みてみん)



パーティーメンバーと酒屋に入る。

ほとんどの席が埋まっている。繁盛しているようだ。


「アルル様ぁ、お酒は飲めますかぁ?」

オフィーリアが聞いてくる。


「うん、飲めるよ。(毒物無効で酔えないけどね。)あと適当に料理とか頼んでもらっていいかな?」

「わかりましたぁ。」


ワイワイガヤガヤと盛り上がっている。

街の住人はどんな話をしてるんだろう?

聞き耳を立てる。


「また北のイーゼナ山脈でドラゴンが暴れたらしいぞ。冒険者に討伐されたみたいだが。最近多いよなあ。」

はえー、この悪魔の街には冒険者がいるのか。


「税金がよう、ヒック、上がるばっかりで嫌になるよなあ。なんにもしない貴族によう、贅沢させる為に働いてるわけじゃねえぞクラァ!」

階級格差社会か。これはどこの世界も一緒だな。


「なあ、あそこのテーブル見てみろよ。うはっ、たまんねえな!エロ過ぎだろ!他のやつに先越される前にに誘ってみるか?」

典型的な酔っ払いか。


「キプロス学院にとんでもない天才が入ったって話聞いたか?ついに、この街から八柱狙える奴が出るんじゃないか!?」

ふーん、八柱ねえ。

ここにも2人いるけどね。何頼むかで揉めてるし。大丈夫なのこの世界?


「エール3つ特大ジョッキ!とミルク2つお待ちい!」

酒が来たようだ。乾杯して飲み干す。

酔えないけどこの雰囲気は好きだな。

おつまみなどが次々と運ばれてくる。

子供たちのミルクでついた髭を拭いてあげていると2人のイカツイ悪魔が話しかけてきた。


「お嬢ちゃん、あんたサキュバスかい?今晩どうよ?札ははずむぜ。」

髭面で巨漢の中年悪魔が話しかけてきた。

良さそうな服を着ているがその顔は下劣極まりない。


「お姉さん今晩は。奢ってあげるからさあ俺たちと違う店で飲まない?」

オフィーリアも2人の悪魔に言い寄られている。この店入った時からいやらしい目で見られていたのは気づいてたよ。


さてどうにかしないとまずいぞ。

誰が暴発するか分からないからね。


「ごめんねー。今日は無理だけど明日お店に来てくれたら何でも、し・た・げ・る。例えばー、ゴニョゴニョ」

小声で囁き最後にフーっと息を吹きかける。


「!あっ!・・・・・・。ふぅ、ふう!明日、金下ろして絶対行くからな!待っていろよ!わからせてやるから覚悟しておけ!」

めっちゃ興奮しながら去っていった。オフィーリアはと、


「困りますぅ。食事中なのでぇ、あっち行ってくれませんかぁ。」

やんわり断っている。


「ダメっすか。そこをなんとか!」「おい!あっちのサキュバス誘ってみようぜ。エロエロでもうたまらんわ!」

パキッ。軟派悪魔の足が凍っている。


「えっ、なにこれ、痛っ!」


「今何て言いましたぁ?」

笑っているが目は座っている。

これはまずいかな。


「オフィーリア、ちょっと向かいの宿屋に行って予約入れて来てもらえる?」


「あ!はぃぃ、了解ですぅ。」

外へ出ていった。


「あれ!?さっき凍ってたのに、凍ってない!?」

「何言ってんだお前?それより早くしろよ!」

アタシの方に来る。


「サキュバスのお嬢さん、これからどうよ?」

お金の入った布袋をチャリチャリ振っている。


「今日はダメだけどー。明日ならいいよ?」

ナプキンで口元を脱ぐいながら答える。


「分かったよ!じゃあ明日会いにいくね。おい帰るぞ。」

1人は引いたがもう1人は、


「あー俺無理だ。頼むよ金倍だすからさあ。宿屋行こうぜ。」

腕を掴まれる。酒臭いな。飲み過ぎだ。


どうしようかと思っていると

「はう!?なんだ。はぁ、はぁ。」

腕を掴んでいた悪魔の手が離れる。


ん?アス?ああコイツに向けて殺気当てたのか。微調整出来るようになってるし。やるね。


「お兄さん顔色悪いよ?もう帰った方がいいんじゃない?」

本当に死にそうだけど大丈夫かな?


「ああ、連れがすまない。おい、大丈夫か?掴まれ、帰るぞ。」「あ、ああ。」


ふう、アスが機転効かせてくれなかったらヤってたよー。危ない危ない。


「アス。」

こっちを向いたアスに、


「ありがとね。」ニコッとわらう。


顔を真っ赤にしてエールを煽っている。

わかりやすいなあ。


隣を見るとミコとニケがステーキにかぶりついている。もう20皿目だぞ。子供って食欲旺盛だよね。いっぱい食べて、わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい!よね。


その後オフィーリアと呑んでいると子供たちが食べながら寝てしまったの抱っこして宿屋に入る。

子供を寝かしつけてアタシも就寝する。

すると扉が開いてオフィーリアが入って来た。


「どうしたの?眠れない?」


「アルル様!」

抱きついて来る。いい匂い。


「どした?ナデナデ」

頭をなでる。


「さっき悪魔にいいよられたのが怖くて怖くて・・・グスン、アルル様のお側を離れたくなくて思わず来てしまいましたぁ。」

嘘だよね?止めなかったらヤッてたよね。


「アルル様ズルいですよぉ。あんなエッチな格好して私の事を誘惑しておいて放置とかサキュバスもビックリですぅ!」

いやただのおしゃれのつもりだったんだけど?


「ワタクシの初めてを捧げられるのはアルル様以外には考えられないのですぅ。」

あれ?まだアタシが男だって言って無かったような?

右手が下に伸びてくる。


「アルル様だって我慢は、ヒャう!え!?何これ!おっき・・・」

ガバッと起き上がりオフィーリアを組み敷く。


「あっ!アルル様・・・。」


「オフィーリア・・・わからせてやるから覚悟しろよ?」


夜は更けていく。



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