表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望の果て  作者: 馨
20/103

20話 女神テレサ


クリア報酬【悪魔の尻尾】


先がハート型になった尻尾が現れた。

鑑定にかける。

【悪魔の尻尾】・・・魅力的な尻尾

ふむ、分からん。バッグに入れておくか。


『あー!やっぱり納得出来ないんですけど!お風呂浸かりながら1層目クリアとかあり得ないんですけど!』

小娘が騒ぎ出した。


「知らんよ。ボスを倒したんだ。それでいいだろう。」


『良いわけないでしょ。このままだとアンタあの魔物たちだけでダンジョンクリア目指しそうで怖いんですけど!』

ん?


「そのつもりだが?」


『!?・・・・・・・・・』


『ダメよ。認められないわ。絶対おかしいわよ!あんな攻略!』


「お前の意見などどうでもいい。2層目の攻略を開始するから黙ってろ。」

まったく、文句を言う時だけは饒舌だな。


『・・・・・・・・・ディスペアダンジョンで不正が確認された為、管理者権限により1層のクリアは取り消されました。以降、挑戦者自身が迷宮探索、フロアボスに挑まない限り先へ進めなくなります。』

はあ?何だい、そりゃあ?と言うか、


「お前ここの管理者だったのか。」


『お前って言わないでくれる?ワタシにはテレサって言う名前があるんだから!今後は女神テレサ様と呼びなさい。ふふん。』

随分と偉そうだな。


「・・・言いたい事は山程あるが、いいだろう。お前さんのルールでクリアしてやるさ。」


『だからお前じゃなくて!・・・・・・』


「なんだ?」


『やけに素直ね。裏がありそうで怖いんですけど。』


「阿呆。遊びに飽きただけだ。」


『ふうん。それじゃあリスタートね。素直に従ったからアイテムは消さないでおいてあげる。』


やれやれだ。



─── Re:START ───


大浴場を出て洞窟を進む。

ネズミは襲ってこない。危険を察知しているのだろう。生物は概ねそんな感じだ。だがゴーレムなどの無機物は違う。普通に襲ってくるので魔力の糸で捕縛する。


この層に脅威はない。地形も知り尽くしているので迷うこともない。広大な草原エリアはウォーウルフに乗り駆け抜ける。魔力で操っているわけではないぞ。ちょっと殺気を当てるだけで服従するのだ。


まあ自分で走った方が早いがこの方が趣きがあって良い。

魔物を乗り換え山岳エリアを超えてディアボロの住む居城へやって来た。


場内を徘徊しているのはリッチだ。

殺気で逃亡を促してもいいがここまで一度も戦闘をしていない。

あの娘が騒ぎ出すとやっかいだ。ここからは普通に戦うとしよう。

気配を消して接近する。肩を叩き振り返ったリッチを拳でぶん殴る。

頭が消し飛び消滅する。脆い。


リッチを消し飛ばしながら進むとディアボロのいるエリアまで来た。

ここまで1週間程度か。

扉を開く。


「よくぞここまで来た。我が名はディアボロ。お前を屠る者だ。」


「ああ、知っているさ。俺はアル・ディライト。冒険者だ。」


嵩瞬の睨み合い。

ほぼ同時に動き出す両者。勝負は一撃で決まる。


ドッ

ディアボロが崩れ落ちる。


「シューティングスター。お前を屠った技の名だ。」


『・・・ディスペアダンジョン1層をクリアしました。フロアボスをノーダメージで倒した為、特別報酬が付与されます。』


これは、剣か。宙に浮いた剣を取る。

【魔剣デュランダル】・・・絶対に折れない不滅の剣。


ほう、絶対に折れない剣か!面白い。ひのきの棒とどちらが強いかなっ!

水平にしたひのきの棒に向かって魔剣を打ち下ろす。魔剣は折れた。


「折れてしまったな。看板に偽りありだ。ふふふ。」


『魔剣折ってどうすんのよ・・・。やっぱアンタって異常だわ。』



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ