表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望の果て  作者: 馨
12/103

12話 カポーン

周囲を警戒しながら神殿の階段を登ると巨大な柱が並ぶ空間が現れた。

柱や壁が青白く光っている為奥の方まで見る事が出来た。


「こんな巨大な建物帝国には無いな。光っているのも不思議だ。」

最初はここがオークの根城かとも考えた。入れ替わりで転移したからね。でもオークにこんな建物作れるとは思えないし、そもそも生物の気配も一切ない。

でも油断してはいけない。

ここは未知の地だ。


慎重に進んで行くと先の方にある台座が光っている。近付いていくと台座の中心3メートル程の円形の光の輪に異国の文字と模様が浮かび上がっている。

「これって魔法陣?」

しかもこれさっき通ったゲートの模様に似てる。

「転移の魔法陣ならまたどこかに飛ばされるのか。ふぇぇ。」

どうしよう。乗ってみるか?いやでも正直乗りたくない。もう少し探索してみよう。


─── 1時間後 ───


何も無いよ!柱と壁だけだよ!


「はぁ。」

しかし不思議なのは全く風化してないってところだ。普通の神殿なら柱に傷や欠けている部分があって当然なのにこの神殿は、何て言うか出来たて?今から完成式典するよ!みたいな、そんな奇妙な感じがするんだ。


トボトボとまた台座へ戻ってくる。

「乗るしか無いな。この魔法陣に。」

だってそれしか選択肢ないからね。

恐る恐る乗ってみる。


『Dungeon of despair』


うわ!目の前に文字が浮かんだぞ。

『「加護 底辺のゴミ」神話級、承認。絶望迷宮ディスペアダンジョンへの挑戦が可能となります。転移しますか?YES/NO』


無機質な女性の声が頭に響いた後に浮かび上がるYES/NOの文字


「ダンジョンへ挑戦とか言ってたよね?」

いや無理なんだけど。1人で挑戦何て無理なんだけど!

それに気になったのは僕の加護神話級とかいってなかった?

胡散臭過ぎぃ!

躊躇なくNOを選択。何も起こらない。魔法陣から出ると文字は消えた。

ここに残るかダンジョン行くかの2択って酷くない?


もう覚悟を決めるしかない。先に進むんだ!


魔法陣ヘ乗るとまた声が聞こえてくる。

表示が現れ今度はYESを選択。

魔法陣が光り視界が一瞬で変わるとそこは、


「これって、大浴場か!?」


帝都で見たことあるぞ。戦士や一般の市民が湯浴みをする場所に似ている。

入っているのは水かな?なんか若干青い色してるけど。


『ディスペアダンジョンの入り口へ転移しました。ログイン報酬としてスキル「鑑定」が付与されます。』

また声が聞こえたぞ。鑑定とか言ってな。


「鑑定!」

目の前にある水を蓄えた浴槽を見ながらいうと。


【癒しの湯・・・絶望に打ちひしがれた、あなたの心と体を癒します。】


なんとも曖昧な説明だけどまあ大浴場と考えていいだろう。何処からお湯が湧いているのか不思議だが、いちいち驚くのにも疲れたよ。


て言うか鑑定スキルが使えるようになってる!凄いよこれは!上級の一部の神官にしか使えなかったスキルを僕が使えるようになるなんて!ふぇぇ。


よしこの部屋のもの色々鑑定してみよう!

【椅子・・・身体を洗う時に使う椅子】

【石鹸・・・身体を洗う時に使う物】

【布・・・身体を拭く時に使う布】


どう鑑定してもただの大浴場です。

本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ