表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶望の果て  作者: 馨
10/103

10話 Negotiation

「で、ボウズお前これからどうすんだ?」

ウーゴさんに聞かれるが僕の心は決まっている。


「実家に帰るつもりでしたが、あの魔物との戦いで決めました。ウーゴさん、マルクさん、ソフィアさん!何でもするので僕を側に置いてもらえませんか?僕、強くなりたいんです!お願いします!」

頭を下げて頼みこむ。


「側にってアンタ私たちと一緒に来るつもり?だとしたらやめときな。レベルが低過ぎる。すぐ死ぬよ。」

ソフィアさんにすぐ否定されるも諦めるわけにはいかない。

ソフィアさんは折れそうな気配はない。


ここはウーゴさんに頼むしか、

「あー、俺に言っても無駄だぞ。このパーティーのリーダーはマルクだからな。」

なんですと!


「私に押し付けるの止めてもらえませんかね。」

マルクさんが戸惑い気味に答える。


「アル君だったかい?君が私たちと同じステージに立つのは早すぎる。諦めなさい。」

分かってる、そんな事は僕が一番分かってる。けど・・・


「い、今は無理でも、いつかは!」

食い下がる。


「そうだ。君が諦めなければいつかは私たちと道が交わる事もあるだろう。だが今ではない。君にも仲間がいるんだろう?急がず仲間と共に歩みなさい。」

あう。


「こいつ友達いなさそうだけど?w」

ソフィアが横槍を入れる。酷くない?


ぐぬぬ。いい感じに丸め込まれてる気がする。何か手は無いのか。


・・・・・・くっ!あれをやるしかないのか!!

ゴロンと地面にねっ転がる。


「ふぇぇぇん!!お兄ちゃんたちと離れたくないよお!僕も連れてって!連れてってよう!」


うつ伏せになったりしながら手足をバタバタ動かす。

お爺ちゃん相手にやると成功率100%の交渉術。僕の自尊心を対価に少ない可能性に賭ける。


「1人なんてヤーヤーなの!一緒に行くったら行くのお!」

どうだ!?


「アハハ!何それウケるw」

ソフィアさんに馬鹿にされた。


「はぁ〜。」

ウーゴさんに呆れらる。

まだだ、まだマルクさんが!


ん?

寝転がっている僕の両脇に手を差し入れ立たせられる。服に着いた汚れを払われた・・・。


「そろそろ地上に戻ろうか。」


「はい。」


さよなら、僕の自尊心。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ