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昔体験した怖い話

作者: スマフォ中毒者

ちょっとゾクッとしてもらえたら嬉しいです。

主に小学生、中学生で体験したお話です。


「きっとあなたも子供の頃はこんな体験をしていたのかもしれませんよ?」


コメント頂けますと幸いです。

【そういえば・・・】


小学校低学年の頃、近所に遊べる友達が少なかった私はよく隣の平屋に住むおばあちゃんと遊んでいた。


遊んでいたとは言うが、ほとんどは縁側でおばあちゃんに「今日○○ちゃんがねー」とか「お父さんがねー」などの身近な話をしていた。


おばあちゃんはそんな私の話にあいづちを打ったり、「こんな風にしてみたら?」など優しく隣で聞いてくれていた。


そんなある日。珍しくおばあちゃんが、家の中で遊ばないかと誘ってきた。


しかし、私は当時放送されていた「おじゃる丸」というアニメがどうしても観たく、その誘いを断った。


おばあちゃんは「そう・・・」と一言言って、寂しそうに家の中に入っていった。




その日からおばあちゃんの姿を見る事が少なくなっていった。


私はというと、新しい自転車を買ってもらい、学校の近くの友達の家へ遊びに行くことが増えていった。


そんなこんなで月日ば流れ翌年。隣のおばあちゃんの家の解体工事が始まった。


幼かった私も、おばあちゃんが亡くなったのだと思い、そっと目を伏せ手を合わせていた。




それから15年後


帰郷した姉と居酒屋で飲むことになった。


いくぶんか酔いが回った頃、話題は子供の頃の話となった。


私はふと当時を思い出し

「そういえば小学校の頃、隣に住んでたおばあちゃんがいたじゃん?よく私が遊んでいた。あの人っていつ亡くなったの?」


姉は不思議そうな顔をした後、こう言った


「そこあんたが生まれる前から誰も住んでないわよ。」


今は全く視えません。

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