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異世界転生したので、現代野球の知識を駆使して無双するつもりだったのに女子しかいません!  作者: とんこつ
百合ケ丘サンライズvsフライングジャガーズ
45/53

第43話 vsジャガーズ【最終回 表】④

 ゆっくりと振りかぶる左投手・海老原渚。そのフォームは本来とはまったくことなる、大きなテイクバックから上半身をくの字に折り曲げた――




「しかも……アンダースロー、『サブマリン投法』!?」




 右の二段モーションと左のアンダースロー。海老原渚は野球史にも類を見ない“超変則スイッチピッチャー”だったとは。


「ナメるな!」


 キィン、とフルスイングから鋭いライナーが飛ぶ。しかしそこは……


「うりゃー!!」


 右中間に飛んだ打球。が――ブレスレットを本来の主に戻し、守備位置を入れ替えた正真正銘“センター・つるちゃん”の守備範囲。


 必死にダイブした背番号8が、地面ギリギリでダイビングスライディング・キャッチの美技を魅せつけた。


「捕……捕たよー……」


「つるちゃん! 鼻血出てる鼻血ー!」


 捕球時に顔面を殴打したのか、小鼻を血まみれにしたつるちゃんに妹・かめちゃんが駆け寄る。それでもつるちゃんは打球を離さず、グラブをしっかりと掲げてみせた。


 SHIT、とダガーJがバットを地面に叩きつける。大きく息をついた渚を俺はベンチで迎え入れた。



【七回裏終了】百合ケ丘サンライズ2-3フライングジャガーズ

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