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どっち。
「…って感じ。」
私と比奈子が話し終えると、当然凪君は驚いた顔をしていた。
「…それは?なんの話?」
「だからキャラのだよ。」
「それは分かるんだけど…なんで自分がやったみたいに話してるの?廉も比奈子も、そう言う性格だっけ。それに普通逆じゃ…」
そう言えば、2ページ使ってすっかり性別の事忘れてた。
「そ、そう言う夢見たんだよねー、私!」
「…俺も、そうなんだ。ゲームのやり過ぎかな?」
「ふーん?そう。」
「それで、どっちがいいとかあった?」
前に、詰め寄り聞く比奈子。凪君は少し考えて答えた。
「まぁ…俺は男だし、オレサマ?のがいいのかな?」
「おお!」
まぁ、そうだとは思ってたけど…男の子のヤンデレも悪くないもんだよ?なんて。
「じゃあ、比奈子。教えて。…俺もやってみるよ。」
偶には私も男の子キャラを極めてみたい。
「ええ!?」
「廉までやったら、俺余計ダメなんじゃ…!」
「大丈夫だって、」
「…じゃあ、放課後に、ね!」
「了解。」
「はーい。」




