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プロローグ

あれ。私…階段から…落ちて…死んでしまうんだっけ。ギャルゲーの攻略対象も、振られれば死ぬのね。楽しかったよ。ヤンデレ妹キャラ。これって最後に何か言うべき?



「お兄ちゃんが私の方を見てくれないなら…こんな世界とは"サヨナラ"しなきゃ。ねぇ、私の事、ずっと覚えててよ…?忘れたらこっちに連れてっちゃうから。」



主人公(プレイヤー)と、お姉さんタイプの私のライバルキャラな彼女が落ちていく私をただただぼーっと見つめていた。ここで、助ければ2人とLOVEエンド。放置ならお姉さんタイプの彼女とLOVEエンドだった。



私は報われない運命なのね。ごめんね(ゆき)ちゃん。って言うか私だけど、恋を叶えてあげられなくて。さよなら私…次はどのタイプに生まれ変わるのか。出来るなら生徒会会長みたいなキャラになりたい。



そう願って私は、自らの意識を手放した―

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