50年後の君
“恋は盲目”とはよく言ったものだ。
今の僕には君しか見えない。
君のためなら周りに何と言われても気にならない。
「ねえ、私のことどれくらい好き?」
「君がおばあちゃんになっても『愛してる』って言えると思う」
彼女がプッと吹き出す。
そして尋ねる。
「おばあちゃんの私の顔ってどんな顔かしら?」
「きっと今と変わらないさ」
ボクは真顔で答える。
50年後。
「愛してるよ」
彼女の遺影に語りかける。
「君はあの頃と変わらないね」
“恋は盲目”とはよく言ったものだ。
今の僕には君しか見えない。
君のためなら周りに何と言われても気にならない。
「ねえ、私のことどれくらい好き?」
「君がおばあちゃんになっても『愛してる』って言えると思う」
彼女がプッと吹き出す。
そして尋ねる。
「おばあちゃんの私の顔ってどんな顔かしら?」
「きっと今と変わらないさ」
ボクは真顔で答える。
50年後。
「愛してるよ」
彼女の遺影に語りかける。
「君はあの頃と変わらないね」
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