表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

50年後の君

作者: 日下部良介

“恋は盲目”とはよく言ったものだ。


今の僕には君しか見えない。

君のためなら周りに何と言われても気にならない。


「ねえ、私のことどれくらい好き?」

「君がおばあちゃんになっても『愛してる』って言えると思う」

彼女がプッと吹き出す。

そして尋ねる。

「おばあちゃんの私の顔ってどんな顔かしら?」

「きっと今と変わらないさ」

ボクは真顔で答える。




50年後。

「愛してるよ」

彼女の遺影に語りかける。

「君はあの頃と変わらないね」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 温かい涙がじわりと込みあげてくる作品でした… やっぱり日下部さんの描く作品は素敵ですね(^^)☆ 日下部さんの温かさが作品の中に溢れていて、こちらの胸も温かさで包まれます♪
[一言] いくつか200文字小説を拝見し、一番心に残りました。 何気ない日常を過ごしてるなかで、ふと思い出すお話かと思い、そういったお話が書けることが羨ましく思いました。
2011/08/24 17:48 退会済み
管理
[一言] おおお。短い中に想いが圧縮されていますね。 ゴングが鳴った直後にスパァン!とジャブを鼻っ柱にくらったような読後感です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ