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詩集 詩箱  作者: TiLA
31/166

Actor

今夜ぼくは

きみと恋を演じるActor


一夜限りの

幕が開くよ


仰け反ってごらん

心ゆくまで


叫んで、もっと

声を聴かせて


ときには獣のように

激しく求めて


汗に濡れた

背中にくちづけ


せめてしるしを

その心に刻ませて


どうせ明日には

さめてしまう……だから



今夜きみは

ぼくの舞台(ステージ)に舞うDancer


踊り明かそう

至高の輪舞曲(ロンド)


激しく揺れてごらん

感じるままに


奥まで、もっと

熱い愛を


想いを伝えるように

指先を絡めて


潤んだ視線は

言葉より雄弁に


一つに結ばれる

魔法をかけて


どうせ明日には

とけてしまう……だから



何度でも

そう何度でも


カーテンコールを繰り返して


けして今夜を

終わらせたりしない


何度でも

そう何度でも


狂おしいほど、乱れたきみに


気づかないふり

今夜ぼくはActor



ねぇ、

もう一度……



良いだろう?







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― 新着の感想 ―
[良い点] こ、これは大人の雰囲気漂う作品ですね。 ActorとDancer、これは現実なのか? 演技なのか? あやふやな感じが良いですね。
[良い点] セクシーな詩にドキドキしました(//∇//) キザなんだけど、カッコイイ~! [気になる点] 一夜限りにActorの彼と Dancer の彼女は共に演じているのかしら?
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