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終着駅
途中下車して
寄り道しようと
どれだけ回り道しようと
君は終着駅
僕の
終着駅
たとえ嵐で
ダイアが乱れても
時刻通りに行かなくても
酔っ払って
寝過ごしたとしても
大丈夫
だって君が終着駅
僕の
終着駅だから
心の指定席には
いつも君が居る
シートポケットに忘れた
贈る言葉を
忘れ物係まで
取りに行こう
大丈夫
忘れ物は
必ず終着駅にあるから
最終のベルが鳴る
誰もいないプラットホーム
風が吹き抜ける
僕は向かう
君という名の
終着駅へ
どれだけ回り道をしようと
そして朝が来れば
そこが始発駅になる
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