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詩集 詩箱  作者: TiLA
14/166

あの雲

あの雲にも

つまらないことってあるのかな

だってあんなに

膨れっ面して


気ままに浮かんでそうだけど

心配ごととかあるのかな

なんだか他の雲より

あの雲は急いでいて

なんだか焦っているみたい


風に流れる

あの雲にも

願いごとってあるのかな

自由に飛びたいとか

流されずに生きたいとか


どうせ考えても無駄だって

もう諦めてるかな


あの雲にも

悲しいことあるのかな

そしたら夕立ち

ぱらぱら降って


ときには癇癪みたいな

雷落として


すっきりしたなら

またにっこり


それなら天気雨は

嬉し涙なのかな


あの雲は何が嬉しいんだろう


あの雲にも

恋しい人はいるのかな

だってあんなに

茜色に頬を染めて


でも

ライバルは多そうで


空も海も

みんなみんな

同じ色に染まっている


世界中すべてが

今この瞬間

夕焼け色に包まれている



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― 新着の感想 ―
[良い点] 雲のいろいろな表情を感じる事画家出来ました。
[良い点] 雲は空高くにゆったりと浮かび、色々な執着や悩みからは解き放たれた存在のように思いがちですが、その雲の気持ちを想う言葉が綴られ、とても印象的です。 雲をより身近に感じさせていただきました。…
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