周りの国々
今度は周りの国々やらなんやら話してくれるそうな
「えーっと先ずはここら辺のことだな…俺たちが知る限りだとここは【魔の地】って呼ばれる場所なんだよ」
ほらと地図を広げて出す
「随分国の隅っこにあるんだな【魔の地】」
ジョンがそう呟くとケインは説明する
「なんでも勇者様と魔王が戦った際の影響だとかなんとか…」
「勇者と魔王?」
「知らねぇのか?! あの伝説の戦いを!!」
スキンヘッドの男が騒ぐ
「知らね」
「よっぽど遠い所から来たんだな…仕方ない…いいかよく聞け世界を救った英雄…トモキ様の伝説を!」
「まーたワルズのやつ語り出したよ」
「話すと長いぜー」
長い事話すワルズ
内容はというと聖アルス国で召喚された勇者が魔王を倒すという至ってシンプルなもの
なので
「クオーコ飯まだー?」
「おうトルトゥーラちょっと待ってろ」
「(なるほど勇者と魔王か…)ファンタジーの世界ならではだな」
「そのようですねボス」
ワルズの話に飽きたのかそれぞれ別行動していた
「人の話聞いてる?」
ワルズは泣いた
「ドンマイ、ワルズ」
肩ポンするジョンとケイン
「ジョンーーー!!!」
ワルズはジョンに抱きつく
「だぁぁぁぁ!! 男に抱きつかれる趣味はねぇ!!」
「あはは…話を戻すぞ」
「「あっはい」」
地図に指を指す
「右のここが聖アルス国な」
「でけぇ」
「1番デカイのはここ獣国だ…」
「なんで1番デカイんだ?」
聞くと呆れた顔になるケイン
「何処まで遠い所から来たんだよ…」
「悪ぃ悪ぃ…で…なんでデカくなったなんだ?」
「まあ…差別されてきたもの達が集まっているからな獣国は…」
「つまり色々いると」
「後は魔国…は魔王のせいで大変なことになっているからな…」
「魔王のせいとは?」
「魔王が勝手に全世界に宣戦布告してボロ負けしたから」
「うわぁ…」
「……ん?反対するものはいなかったのか?」
黙って聞いていたボスはそう聞き返す
「ああ居たんだが…そいつら全員殺したらしい" …」
「やべぇやつじゃん」
ジョンはソファーに寝転がる
「帝国とかはないのか?」
「魔王と戦って滅んだ" 」
「ああ…」
なにか察したのかボスは頭を抱える
「この【魔の地】の近くの国はここロマンス国」
「なにその名前…ロマンの塊があるみてぇじゃねぇか」
「周りにダンジョンとか多いからそう名前がついたんだと」
「ダンジョン!」
「っ!!」
それを聞いたリオとジョンはキラキラした目でケインを見る
「夢のような国だろ?」
「俺らダンジョン攻略目的でこの国に留まっているんだ」
「なるほどな…ほいワイン」
ワインを渡す
「サンキュー」
「酒だ酒だ!」
「うぉぉぉぉぉ!!!」
「その前に飯の時間だ! 野郎共!!」
クオーコが叫ぶとマッジョルドーモが料理を運んできた
「美味そう!」
「いただきまーす!」
ジョンが手を合わせていただきますというと《不死鳥の翼》は首を傾げた
「ん?なんだそれ」
「まあ皆してるし俺らもしようぜ」
「「いただきまーす!」」
「いただきます」
「…いただきます」
ボスはもくもくと食べる
「うめぇ!」
「そうだろそうだろ!」
ワルズの背中を叩くクオーコ、噎せるワルズ
「このお肉…ふむ柔らかい…」
「高級和牛使ってるからな! そりゃあ柔らかいぜ!」
「……わぎゅう?」
「日本という国で取れる牛の肉のことだが…」
「是非とも! 売ってください!」
「(無限に出るからいいが…)分かった売ろう」
「はー!うめぇ!!」
ライスを豪快に頬張る
「ジョン…口の周りにライスの粒ついてるわよ」
呆れるリアにはっと気が付き口の周りについているご飯粒を取る
「ジョンお前なぁ…」
「この酒うめぇ!」
「おっ! 俺も! 酒飲む!」
「俺も!」
「ジョン! クオーコ! 飲み過ぎないように!」
リアが注意するとぶーと頬をふくらませるクオーコとジョン
「誰が後始末すると思っているの!!」
マッジョルドーモは静かに片付けていた
「いいじゃんか!」
「そうだそうだ!」
そう騒ぐジョンとクオーコ
「賑やかだな」
「そうですな」
2人でワイングラスに注がれたワインを優雅に飲んでいたのであった
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