専門家と執事
専門家と執事が登場
「ジョン」
ケインはジョンにこっそり話しかけてきた
「んぁなんだケイン」
「魔法使えるやついるか?」
「んー心当たりはあるんだが…」
「早めに魔法使えるやつ見つけた方がいいぞ…」
「ん?そりゃあなんでだ」
「ここら辺一帯はな【魔の地】と呼ばれる魔物が溢れる場所なんだ」
「魔物ぉ?」
「知らないで建てたのか?」
「んーまあな」
「遠い所から来たんだなお前たちは…」
「まあなー(異世界から来ましたって言えねぇ)」
「夜になると危険だ余り建物から出ない方がいい」
「(警告か素直に受け取っておくか)おう」
ほっとするケイン
「ケインそろそろ日が暮れそうだ」
「もうそんな時間帯か」
「なら泊まるか?」
ボスがそういう
「……え、こっそり話してたのに…」
小さな声で話していたので驚くケイン
「あー…ボス…地獄耳だから…」
「えー…」
「泊まるのか泊まらないのか?」
「はい! 泊まります!」
レインが手を挙げる
「だっそうだが…どうするお前たち」
「お言葉に甘えて」
「…ジョン案内してやれ」
「りょうかーいケイン、レインの旦那こっちだぜ」
《不死鳥の翼》とレインとその部下たちを案内する、その間ボスはリアとクオーコに客が来たことを話した
「おっ!料理のしがいがあるってもんだ!」
「(危険な者たちかも知れないのに…ボスはお優しいんだから…)分かりました至急人数分の毛布を用意します」
「ああ、すまないな」
因みにだが山賊たちは逃げないよう牢に入れられてる
「…トルトゥーラがいればなぁ…」
「情報を吐かせることが出来ますのに…あの子ったらなにをしているのでしょうね…」
「呼んだー?」
サラサラとした朱色のロングヘアの少女が窓から現れた
「……あ、トルトゥーラ」
「トルトゥーラ!! どこに行ってたの!!」
「ごめーん! ちょっと寄り道してた!」
トルトゥーラ、拷問担当相手から情報を吐かせることが出来るプロフェッショナルである
「マッジョルドーモも一緒か」
幹部ではないが執事である銀髪の老人のマッジョルドーモもいた
「ボス申し訳ありませんこのマッジョルドーモ遅れてしまいました」
「いやお前たちが無事でなによりだ」
「ありがたき幸せ」
「これでいつでも遠出出来るな」
「…遠出に出られる程のことがあるのでしょうか」
「あるんじゃないか?」
「あっ拷問してくる」
ソワソワしていたトルトゥーラは牢へと向かった
「ああ行ってくるといい」
こう見て彼女は25歳だ見た目に惑わされてはいけない
甘く見ていると…
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」
「助けてくれぇぇぇ!!!」
「情報なら出すから止めてくれぇぇぇ!!!」
こうなるので注意
「マッジョルドーモのいれる紅茶は美味いな」
「有難うございます」
お辞儀するマッジョルドーモ
「…ボス用ってなに?」
「リオお前に頼みたいことがある」
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