無属性は便利
大活躍にするつもりが何故こうなった
「な、なななななんで俺が?!」
「言っただろうその力が欲しいと」
手を差し伸べるボス
「俺と共に来ないか?」
その言葉にノックアウト!スティーブは心をうたれたのか手を握った!
「居場所がないのでよろしくお願いします」
「ああ」
「いいのか我が伴侶よ」
「いや気に入ったからってなんだ我が伴侶って」
「伴侶だからだ!」
「いやドヤ顔されても」
「なんだ結婚するのか」
「いやしない」
「しようじゃないか!」
「遠慮します」
「そういう所も素敵!」
「……話が通じないんだが?」
[ドンマイボス]
「いやーこんな美女に好かれるなんて…爆発しろ」
「ジョン?!」
「おのれ貴様! まだ言うか!!」
オールはボスの前に立つ
「私と彼は運命の赤い糸で結ばれているのだ!!」
「しつこい女は嫌われるぞ」
「なんだと!!」
「やるか!!」
カーンとコングが鳴り喧嘩を始めるオールとラーシャ団長
「ジョンそのコングはなんだ」
「いやなんとなく鳴らした方がいいかなって」
[止めないの?]
「それよりスティーブをどうにかしようそうしよう」
スティーブの方にこっそり移動するボスたち、まだ喧嘩を続けるオールとラーシャ団長をどうするべきかオロオロする団員たちであった
……
「スティーブの荷物多いな」
「すみません俺がゴミ虫で」
「いやそこまで言ってないが」
「ネガティブ過ぎない?」
[同じローブ…はっ! キャラ被り!]
「安心しろきゃらかぶりとやらはしてないぞ」
[ローブの座は譲らない]
「どんな座だ」
「バーストもツッコミに磨きがかかって…俺感動してるぜ…」
「ええい! 貴様もつっこまないか!!」
「だが断る」
「貴様ぁぁぁ!!」
そういうやり取りをしているジョンとバーストを横目にカルはスケッチブックになにか書き始めた
[……どうやって持ち運ぼう]
「……1個1個持ち運ぶしか…」
「本とかあるんで…後薬の材料とかも…」
「ああ…」
「なら俺様の空間魔法でどうにかしてやろうか?」
「……ん?空間魔法?」
「その名をアイテムボックス! 持ち運びが楽でいいぞ!!」
「空間魔法…習得が難しいとされる魔法ですか」
「知っているのかスティーブ!」
ジョンがスティーブの方を見る
「いや…本に乗ってあっただけで…」
「あっなるほど」
納得するジョンだがふと首を傾げる
「あれ?四大元素と闇と光だけじゃ…」
「ああ無属性というものあって空間魔法は無属性で…」
「無属性?ケインはそんなこと…」
「あまり世間的に知られてないみたいで…そう本に書かれてあったから知らないだけだったかと…」
「ああ、なるほどな」
「強そうだな無属性」
「便利だぞ無属性魔法!」
「魔法か…使ってみたいな」
「いや貴様には魔法の才能がないから無理だ」
「……」
ショックを受けたボスは顔を両手で覆い膝から崩れ落ちる
「ボスぅぅぅぅ!!」
「そこまで言わなくても…」
「事実だ」
[辛口だね…バーストは]
「ふん」
「……すまない…スティーブ、ゴーレムを出してくれるか」
なんとか立ち上がるボスに動揺するが頷きゴーレムを作り出した
「これがゴーレムです」
「おー」
「意外! ボスより小さい!」
「かなりある方だと思うが…」
「ふはははは!!人型の俺様は185あるぞ!!」
「あっ俺180…って同じ身長じゃん!」
[……僕175…低い]
「いや十分あるからな?」
[ボスは200以上あるじゃん!!]
「デカすぎなんだよなー」
「むっドラゴン状態の俺の方がでかいぞ!」
「話逸れてる…」
「「あっ」」
[あっごめん]
「…どうせ俺は…」
「いや落ち込むなネガティブモードになるな」
「ボス俺役に立てるかな」
「大丈夫だ」
「ボス…!」
「さーてこれらの荷物運ぶかー」
「俺様のアイテムボックスに放り込むがいい!!」
「了解ー」
ゴーレムたちと一緒になって荷物をバーストの空間魔法アイテムボックスへと入れていく
「なんで放り込まない」
「割れ物があるからだよ!」
[バーストが怪我したらどうするの]
「いや俺様はドラゴンで」
[怪我するのだめ絶対]
「……貴様はそういうやつだな」
「コレクターの血は騒いだか?」
[まだ騒いでない]
「貴様ら…早くせんか!!」
「へーい」
[はーい]
「……いいなぁ…」
羨ましそうに眺めるスティーブであった
次回こそネガティブ錬金術師大活躍なるか!




