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闇雲に突っ走って

作者: 薄氷

「挑戦することに不安はないか」


 度々口にされる言葉ではあるし、耳にすることも多いだろう。それに対しての解答が


「やってみなければわからない」だとか

「新しいことをするのはワクワクすること」だと話す挑戦者たちばかりなのもまた事実。


これに対して「無理」「無謀」などと心ない言葉をかける人たちもいるだろう。全人類70億、日本だけでも1億人超の人口がいる中で、そんな感想を持つ人間がいても仕方ないだろうと私は思う。だがしかし、そんな人間に対して一つの反論を投げかけたい。


「その“挑戦”を諦めさせたところで、その人は、貴方は、世界は変わりますか?」


 確かに一部の人間を除いて、不安、心配などなど、さまざまな気持ちをもって発した言葉もあるのだろう。しかしその歩みをやめさせたところで、その人間たちはその場所に足踏みしたままである。それならば少しでも違うステップ、ステージに進もうとする人間たちを応援することが、その場に居座る人間にできることなのではないだろうか。


 時に失敗することもあるだろう。というか失敗の積み重ねの上に成功というものが成り立つものであると私は思う。「失敗すること」を恐れるあまり、失敗しないまま人生を送ってしまうことで、後々失敗したときに立ち直づらくなるようなことが起きてしまう。「失敗すること」を経験していないから、立ち直りかたが分からない。最初っからすべてを成功させるような人間はごく一部、限りなく少数にいるとは思うが、大半の人間は多くの経験からの失敗談を抱え込みながら一生を生きていく。その失敗談が一つ増えるだけだととらえていけばよいと思うのだ。その失敗談より多くの経験を持てばよいのだから。


 ……話がそれたが、「闇雲」というのは見通しを立てないで突っ走るさまや、漠然としてて当てにないさまを指す言葉である。「闇雲」というのは目標を立てていなかったり、なんとなくで行っていることでもあるが、それが何の役に立たなかったりするかと言えばそうだとは言いきれない。知り合いや見知らぬ人との話のタネになるかもしれないし、何か新しい「挑戦」や「発見」に繋がる一歩になるのかもしれない。「闇雲」とは言ったもの、見通しや、漠然とした見えているものは一切なかったりしても、どこかでパズルのピースがかみ合ったときに効果を発揮するかもしれない行為であるのだ。


 こうして私も「闇雲」に文章を打っている人間の一人ではあるが、自分の興味があること、知ってみたいことをこうして毎日「闇雲」にでも調べることが何かに繋がると信じて。


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