表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

01. ミリア

 みなさん、こんにちわ~

 どもども、グランロウです。


 突然始まりました、この企画。


 なんと、なんと!


 「異世界と青い鳥」の登場人物の方々と座談会行ってみようと、

 思い立ったが吉日で始めちゃいました!!!


 毎回ゲストを異世界から作者特権?でお招きして、

 本編の物語の中では語られなかった裏話や秘話、暴露話なんかをここで一挙公開しちゃいます!


 というわけで、さっそく行ってみましょう!!!


 記念すべき第一回のゲストは、やはりこの人!

 闇虎のミリアさんで~す。


「ど、どうも、ミリア、です」


 こんにちわ、ミリアさん。

 「異世界と青い鳥」への出演、ありがとうございました。

 いろいろと大変だったのではないですか?


「えっと、そうですねぇ……

 いきなり戦闘をさせられちゃうし、

 恥ずかしい話をばらされちゃうしで、

 ホントにもう大変でした。

 あれって、誰のせいなんでしょうね?」


 え、や、やだなぁ。

 いきなりそんなジトッとした目で見ないでくださいよぉ。

 それにあれは、半分以上はリオのせいだと思いますよ?


「……ふ~ん。そうなんですかぁ」


 あ、疑ってらっしゃる?

 ホントですよ。あのリオの口撃・・は、リオが勝手にしたことなんです。

 そう、リオのアドリブなんですよ。


 私も驚いたんですから。

 よく言うでしょ? キャラが勝手に動き出すって。

 あれですよ、あれ!


「……へぇ~」


 あれ? まだ疑っていらっしゃる?


 では、私も言わせていただきますが、

 なんです? あのトーヤとの一夜の出来事は?


 あんなの、私のシナリオにありましたっけ?


「そ、それは、その……」


 私の当初のシナリオでは、ただ一晩抱きしめてあげるだけだったはず。

 それがなんだってあんなことに……


 あ、そっぽ向いて視線逸らしたって駄目ですからね!


「だって、あのまま一晩抱きしめているだけなんて、変でしょ?

 それこそ不自然でしょう?

 あなたのシナリオがおかしいのよ。

 若い男と女なんだから!」


 ……若い?


「なによ」


 いえ、なんでも。


「それに……」


 それに?


「なんか、こう、ね。

 助けてあげたいというか、守ってあげたくなったというか、

 そういうの!

 分かるでしょ?」


 ふむふむ。母性本能ってやつですかね?


「知らないわよ、そんなこと。

 っていうか、もういいでしょ、この話は。

 ああ、もう、恥ずかしい……」


 へえ、闇虎のミリアともあろう人がこれくらいで恥ずかしいとは。


「どういう意味ですか!

 恥ずかしいモノは恥ずかしいの!

 そうだ!

 その『闇虎』って、いいの? このままで?

 絶対読者の人達は誤解していると思うわよ?」


 ――ギクッ


 い、いきなり話題を変えてきましたね。


「この『闇虎』って、私個人に付けられた二つ名じゃなくって、

 私の部族に付けられた二つ名なんだって、ちゃんと言わないと」


 いや、その、なんと言いますか、今更のような気がしておりましてですね……


「単にあなたが説明することを忘れていただけでしょう?」


 ――ギクッ


 ミ、ミリアさん? あまりそういうことを大きな声でですね……


「それに、あの盗賊に襲われた村の名前。結局最後まで出さなかったわよね?

 最初に出すのを忘れちゃったから、もういいやと投げやりになって、

 そのまま押し通してしまったって、もっぱらの噂よ?」


 だ、誰がそんな噂を……


「私はココちゃんからそう聞いたわ」


 あ、あの小娘ェ……


「ココちゃんのお父さんの名前も出してくれなかったって、

 何度も出演してあげたのにって、

 嘆いていたわよ?」


 ――ウグッ


 ミ、ミリアさん?

 も、もうその辺でご勘弁を……


「まだまだあるわよ?

 トーヤのマントのことだって……」


 わああああああああ、わあああああああ、聞こえな~い。


 はあ、はあ、はあ……


 ミ・リ・アさん?


「な、何? 怖い顔して」


 そういうつもりなら、こちらだって考えがありますよ?


「……なによ」


 トーヤがあなたの名誉のためと言って読者にはばらさなかった話を、

 ばらしますよ?


「な、何の話かな?」


 あなたの母君クレハが言っていたという、あなたの幼少のころの話ですよ。

 ちゃんと考えていたのに、本編では触れなかった、あの話です。


「あ! ちょ……ま、まさか……」


 あなたが幼少の頃、木にのぼったはいいが降りられなくなって、

 しまいには、おも……


「わあああああ。わああああああ」


 まだまだあるんですからね。


 第一章の最後、リオははっきりとは言いませんでしたけど、

 あなたの本当の年齢は百……ひぃっ!


「いっぺん、死んでみる?」


 な、なんであなたがそのネタを知っているんですか!


 っていうか、どこから出したんですか! この剣は!


「そんなことはどうでもいいの。

 それ以上しゃべったら……」


 ……し、しゃべったら?


「あなたの年齢もばらすわよ?」


 …………ゴクリ。ミリアさん。


「なによ」


 お互い、不毛な争いは止めましょう。

 これ以上の争いに意味はありません。

 争いからは何も生まれません。

 そうでしょう? ミリアさん


「……なんか釈然としないけど、まあいいわ」


 は、話を変えましょうか。

 えー以下が、私が当初考えていたあなたの設定です。


 ■ ミリア

  虎人族。S級ハンター。母親の名はクレハ

  人種族最強クラス×お姉さんキャラ×早とちり属性(母親譲り?)

  ちょっとボケも?

  イメージは某妖精の尻尾のミラ●ェーン?

  年齢は●●●歳


 一部伏字にしているのはご勘弁を。

 まだ死にたくありませんので。


「……なんなの、この、ちょっとボケも? っていうのは」


 いやあ、そのほうがかわいいかな、と思いまして。

 だって、そういうところも無いと、書いていて面白くないですから。はい。


 そうそう。当初はミ●ジェーンをイメージしていたんですけどね。

 なんか、やっぱ違いますよね……(遠い目)


「さあ? 私はそれが誰だか知らないもの」


 弟と妹を守り抜く心優しいお姉さんでありながら、悪魔にも変身しちゃう、

 私の中では最強クラスの女性です!


「そういえば、ミリアという名前は何処からきたの?」


 もちろん、マク●スのミリア・フ●リーナからですね(きっぱり)。

 彼女も美しさと強さを兼ね備えたすばらしい女性なんです!


「……古くない?」


 そ、そんなことは……


 っていうか、なんで古いって知っているんですか!


「そんなことよりさ。

 私の次の出番はいつなのかな?

 私にも予定というものがあるので、一応知っておきたいんだけど」


 ――ギクッ


「……今、ギクッてしなかった?」


 い、いえ、そんなことは……


 えっと、その、ですね。


 あ、最後には必ず出てもらいます!

 それは決まっています。はい!


「それって、もう最後まで出ないってこと?

 ね! ね!」


 い、いや、そんなことはありませんよ? ホントですよ?

 ほら。先の展開については、極秘事項、ということで。


 で、では本日の座談会はこの辺としましょうか。

 本日のゲスト、ミリアさんでした。ありがとうございました~

 では、また!


「あ、こら! 待ちなさーい!」


いいのか、これは?(苦笑)


読者の反応がちょっと怖いかも……

面白いと思ってもらえれば幸いです。

評価、感想、指摘、ブックマーク登録等々、随時お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ