01. ミリア
みなさん、こんにちわ~
どもども、グランロウです。
突然始まりました、この企画。
なんと、なんと!
「異世界と青い鳥」の登場人物の方々と座談会行ってみようと、
思い立ったが吉日で始めちゃいました!!!
毎回ゲストを異世界から作者特権?でお招きして、
本編の物語の中では語られなかった裏話や秘話、暴露話なんかをここで一挙公開しちゃいます!
というわけで、さっそく行ってみましょう!!!
記念すべき第一回のゲストは、やはりこの人!
闇虎のミリアさんで~す。
「ど、どうも、ミリア、です」
こんにちわ、ミリアさん。
「異世界と青い鳥」への出演、ありがとうございました。
いろいろと大変だったのではないですか?
「えっと、そうですねぇ……
いきなり戦闘をさせられちゃうし、
恥ずかしい話をばらされちゃうしで、
ホントにもう大変でした。
あれって、誰のせいなんでしょうね?」
え、や、やだなぁ。
いきなりそんなジトッとした目で見ないでくださいよぉ。
それにあれは、半分以上はリオのせいだと思いますよ?
「……ふ~ん。そうなんですかぁ」
あ、疑ってらっしゃる?
ホントですよ。あのリオの口撃は、リオが勝手にしたことなんです。
そう、リオのアドリブなんですよ。
私も驚いたんですから。
よく言うでしょ? キャラが勝手に動き出すって。
あれですよ、あれ!
「……へぇ~」
あれ? まだ疑っていらっしゃる?
では、私も言わせていただきますが、
なんです? あのトーヤとの一夜の出来事は?
あんなの、私のシナリオにありましたっけ?
「そ、それは、その……」
私の当初のシナリオでは、ただ一晩抱きしめてあげるだけだったはず。
それがなんだってあんなことに……
あ、そっぽ向いて視線逸らしたって駄目ですからね!
「だって、あのまま一晩抱きしめているだけなんて、変でしょ?
それこそ不自然でしょう?
あなたのシナリオがおかしいのよ。
若い男と女なんだから!」
……若い?
「なによ」
いえ、なんでも。
「それに……」
それに?
「なんか、こう、ね。
助けてあげたいというか、守ってあげたくなったというか、
そういうの!
分かるでしょ?」
ふむふむ。母性本能ってやつですかね?
「知らないわよ、そんなこと。
っていうか、もういいでしょ、この話は。
ああ、もう、恥ずかしい……」
へえ、闇虎のミリアともあろう人がこれくらいで恥ずかしいとは。
「どういう意味ですか!
恥ずかしいモノは恥ずかしいの!
そうだ!
その『闇虎』って、いいの? このままで?
絶対読者の人達は誤解していると思うわよ?」
――ギクッ
い、いきなり話題を変えてきましたね。
「この『闇虎』って、私個人に付けられた二つ名じゃなくって、
私の部族に付けられた二つ名なんだって、ちゃんと言わないと」
いや、その、なんと言いますか、今更のような気がしておりましてですね……
「単にあなたが説明することを忘れていただけでしょう?」
――ギクッ
ミ、ミリアさん? あまりそういうことを大きな声でですね……
「それに、あの盗賊に襲われた村の名前。結局最後まで出さなかったわよね?
最初に出すのを忘れちゃったから、もういいやと投げやりになって、
そのまま押し通してしまったって、もっぱらの噂よ?」
だ、誰がそんな噂を……
「私はココちゃんからそう聞いたわ」
あ、あの小娘ェ……
「ココちゃんのお父さんの名前も出してくれなかったって、
何度も出演してあげたのにって、
嘆いていたわよ?」
――ウグッ
ミ、ミリアさん?
も、もうその辺でご勘弁を……
「まだまだあるわよ?
トーヤのマントのことだって……」
わああああああああ、わあああああああ、聞こえな~い。
はあ、はあ、はあ……
ミ・リ・アさん?
「な、何? 怖い顔して」
そういうつもりなら、こちらだって考えがありますよ?
「……なによ」
トーヤがあなたの名誉のためと言って読者にはばらさなかった話を、
ばらしますよ?
「な、何の話かな?」
あなたの母君クレハが言っていたという、あなたの幼少のころの話ですよ。
ちゃんと考えていたのに、本編では触れなかった、あの話です。
「あ! ちょ……ま、まさか……」
あなたが幼少の頃、木にのぼったはいいが降りられなくなって、
しまいには、おも……
「わあああああ。わああああああ」
まだまだあるんですからね。
第一章の最後、リオははっきりとは言いませんでしたけど、
あなたの本当の年齢は百……ひぃっ!
「いっぺん、死んでみる?」
な、なんであなたがそのネタを知っているんですか!
っていうか、どこから出したんですか! この剣は!
「そんなことはどうでもいいの。
それ以上しゃべったら……」
……し、しゃべったら?
「あなたの年齢もばらすわよ?」
…………ゴクリ。ミリアさん。
「なによ」
お互い、不毛な争いは止めましょう。
これ以上の争いに意味はありません。
争いからは何も生まれません。
そうでしょう? ミリアさん
「……なんか釈然としないけど、まあいいわ」
は、話を変えましょうか。
えー以下が、私が当初考えていたあなたの設定です。
■ ミリア
虎人族。S級ハンター。母親の名はクレハ
人種族最強クラス×お姉さんキャラ×早とちり属性(母親譲り?)
ちょっとボケも?
イメージは某妖精の尻尾のミラ●ェーン?
年齢は●●●歳
一部伏字にしているのはご勘弁を。
まだ死にたくありませんので。
「……なんなの、この、ちょっとボケも? っていうのは」
いやあ、そのほうがかわいいかな、と思いまして。
だって、そういうところも無いと、書いていて面白くないですから。はい。
そうそう。当初はミ●ジェーンをイメージしていたんですけどね。
なんか、やっぱ違いますよね……(遠い目)
「さあ? 私はそれが誰だか知らないもの」
弟と妹を守り抜く心優しいお姉さんでありながら、悪魔にも変身しちゃう、
私の中では最強クラスの女性です!
「そういえば、ミリアという名前は何処からきたの?」
もちろん、マク●スのミリア・フ●リーナからですね(きっぱり)。
彼女も美しさと強さを兼ね備えたすばらしい女性なんです!
「……古くない?」
そ、そんなことは……
っていうか、なんで古いって知っているんですか!
「そんなことよりさ。
私の次の出番はいつなのかな?
私にも予定というものがあるので、一応知っておきたいんだけど」
――ギクッ
「……今、ギクッてしなかった?」
い、いえ、そんなことは……
えっと、その、ですね。
あ、最後には必ず出てもらいます!
それは決まっています。はい!
「それって、もう最後まで出ないってこと?
ね! ね!」
い、いや、そんなことはありませんよ? ホントですよ?
ほら。先の展開については、極秘事項、ということで。
で、では本日の座談会はこの辺としましょうか。
本日のゲスト、ミリアさんでした。ありがとうございました~
では、また!
「あ、こら! 待ちなさーい!」
いいのか、これは?(苦笑)
読者の反応がちょっと怖いかも……
面白いと思ってもらえれば幸いです。
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