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次のところへ……
ココロンは浜辺にいました。
そして、少女に伝えるために歩きました。
少女は先ほどの場所よりも少し離れた場所にいました。
ココロンが近づくと、
少女は涙をぬぐって、ココロンを見つめました。
「嬉し涙だから安心して。
ココロン、ありがとう。
今さっき、何となくだけどお礼を言えたことは分かったよ。
心が温かいんだ。
これで過去の自分や出来事にけじめをつけることができたよ。
本当にありがとう」
少女がココロンにお礼を言いました。
「過去のあなたが今のあなたに、更に未来のあなたのためにがんばって欲しいって言っていたわ」
「うん、分かったよ。
私、自分のためにがんばるね」
少女は力強く答えます。
「じゃあ、私はこれで行きます」
「ココロン!どこに行くの?」
少女の問いにココロンは答えます。
「また誰かの「ありがとう」を伝えなきゃいけないので、
私に伝言を頼む生きものの元へ、です」




