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過去の少女との出会い
ココロンは過去の少女の姿を探します。
すると公園のすみにあるベンチに、
先ほどの少女がうずくまって座っていました。
でも着ているものも違うし、背も低そうです。
この子が過去の彼女だわ。
ココロンはすぐに気づきました。
そして、そっと少女に歩み寄ります。
「あ、わんちゃん……」
少女はココロンに気づき、
ココロンの頭を優しくなでました。
ココロンは久しぶりになでてもらって、
うれしくなって涙が出てきました。
お姉ちゃんになでてもらっているみたい……。
すると、
「だ、大丈夫?
私の触り方がいけなかった?」
ココロンが泣いていることに気がついた少女が尋ねました。
「ごめんなさい……。
いなくなったお姉ちゃんになでてもらった気がして……」
ココロンが答えると
少女はびっくりした顔でココロンを見つめました。
「犬が、しゃべった……?
まさかね。私、誰かと話したい願望が強すぎるのかなぁ……」
だけど少女は気のせいだと思ったようです。
「わんちゃん、私の話を聞いてくれる……?」
少女が悲痛な声で訴えてきました。
ココロンはゆっくりうなずきました。
「私の話が本当に分かるみたいね。嬉しい……」
こうして少女は自分の思いをココロンに話し始めました。




