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伝言犬ココロン  作者: 宮羽つむり
3/7

少女の願い

《 私は今までダメな自分だと追い込んでいたけれど、

振り返ってみれば、

ここまで頑張っていたんだ。

過去の自分が頑張ってくれたから、

今の自分がいるんだと分かっているのに……。

過去を思い出しては泣くのはもうやめたい。

過去の自分にありがとうと言えたら、

過去の自分を受け入れられるのに……。》

「私が過去のあなたにお礼を言ってくるわ」

ココロンが話すと、少女はびっくりしました。

「犬がしゃべった……!?

しかも、私の考えていることが分かっているの……?」

「私はココロン。色んな理由で「ありがとう」を言えずに心苦しく思っているすべての生き物の代わりに、

「ありがとう」を伝える役目を与えられたものです。

あなたが伝えたい「ありがとう」を私が代わりに過去のあなたに伝えます」

「え……、そんなことができるの?」

「できます!任せてください!」

ココロンは胸をはって答えました。

「……じゃあ、中2の私にお礼を伝えて欲しい。

部活のことでも、クラスのことでも思い悩んでいた秋の私に……」

少女はココロンの瞳をじっと見て、お願いしました。

「分かりました。

私、過去のあなたに伝えてきます!」

「お願い。私はここで待っているから」

「分かりました。

では、過去の秋にいる中2の彼女の所へ……」

ココロンが右前足で踏み出した瞬間、

ココロンは色とりどりの葉っぱが落ちてくる公園にいました。

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