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第20話 トーナメントで圧倒的舐めプ!

 トーナメント当日。

 朝からよく晴れていた。


 俺はセリカと一緒に闘技場へ向かった。

 石畳の大通りを歩く人々が俺を注視したり、笑顔を向けてくれた。

 なんだろうな、この。人から見えない神であった時には知ることができなかった体験。

 くすぐったいような感覚。

 照れ笑いを返すことしかできなかった。

 

 ふと横を見るとセリカが微笑んでいた。青い瞳が信頼と喜びの光で満ちている。

「どうした、セリカ」

「いえ、ケイカさまでも苦手なことがあるのですね、と思いまして」

「こいつ……慣れてないだけだよ」

「ふふっ」

 セリカは花のように笑うと、俺の腕にギュッと抱きついてきた。華奢な体のラインを感じる。

「お、おい。街中であまりくっつくなよ」

「いいじゃありませんか。ふふ」

 何が嬉しいのかずっと微笑んだままだった。



 そのうちに闘技場へやって来た。

 地球の闘技場と似ていて、中央に楕円形の舞台があり、その周りを観客席が階段状に取り囲んでいた。


 関係者入口と観客入口は当然別なので、闘技場の入口で別れることになった。

「じゃあ行ってくる」

「……お気をつけて、ケイカさま」

「セリカも注意するんだぞ。作戦通りにな」

「はいっ」

 形の良い眉を下げて心配そうな顔をしながらも、セリカは素直に頷く。朝の光に金髪が輝く。

 俺は頷いて、関係者入口へ近づいた。



 すぐに係員らしき中年男が寄ってくる。

「おはようございます、ケイカさま。控え室にご案内します」

「対戦相手はもう来てるのか?」

「ガフさまはまだ来られていません」

「ほう、そうか」

 俺は耳に意識を集中した。

 ――《多聞耳》。

 ざわざわと雑音が響く。それを押しのけて奴の声を聞いた。


「へへっ、あの女、一人になりやがった。――手筈は分かってるな、お前ら」

「ばっちりでさぁ」

「任しといてください」

「んじゃあ、俺は行ってくるからよ。くくくっ、あの野郎を観衆の前でぶちのめせるぜ……」

 おー。血気盛んだな。

 その分、倒しがいがあるというものだ。

 せいぜい楽しませてくれよ。



 俺は鼻で笑うと、係員の後に従って石造りの細い廊下を歩いていった。

 そして案内された先は、10畳ほどの小さな部屋だった。

 椅子とテーブル、そして横長のベッド、のようなもの。

 軽くストレッチしながら待っていると、係員が呼びに来た。


「ケイカさまですね。第1試合が始まります」

「そうか。案内してくれ」

「こちらへ」

 係員の先導するままに、俺はあとから付いていった。



 朝日の降る、明るい場所へと出た。

 土の敷かれた楕円形の場所。それぞれの場所は互いが一番遠くなる位置。

 俺を見下ろすように周囲をぐるりと取り囲んだ観客席から、わぁぁ! と盛大な歓声が上がる。


 俺は反対側の入口に注視した。

 ゆっくりとした足取りで、むさい髭面のガフが出てきた。

 黄色い歯を見せて、ニヤニヤと笑っていた。



 よく声の通る司会が、喉も裂けんばかりに叫んだ。

「さあ、いよいよ始まります! 第1試合、ガフVs.ケイカ! 目の離せない好カードであります! では、用意はいいですかァ! ――始め!」

 ゴォォォン、と開始の銅鑼が鳴った。


 俺は太刀を抜き払いつつ、すたすたと進んでいく。和服の裾がはためく。

 ガフは俺の態度にびびりながらも、背中の大剣を抜き放った。

 朝日を反射してギラリと光る大剣。

 名刀であることが偲ばれた。


 俺は目を細めて奴を見た。

--------------------

【ステータス】

名 前:ガフ

性 別:男

年 齢:30

種 族:人間

職 業:山賊頭

クラス:戦士Lv34

属 性:【火】


【装 備】

武 器:爆殺の大剣【強殺品】:爆発の追加ダメージ 低確率で即死発動

防 具:キメラの鱗鎧【強殺品】:敏捷力に補正 重さがない 浮遊


【スキル】

切り:両手剣で切り付ける。

なぎ払い:両手剣で真横に払う斬撃。

爆風斬ストームプレス:剣を頭上から振り下ろして嵐のような爆撃を相手に叩き込む。

飛翔圧撃プレッシャーダウン:空に飛び上って、全体重を乗せた強力な一撃を叩き込む。


溜め斬撃:力を込めてから切り付ける。相手を粉砕する。威力2倍。

魔法断斬:剣を振りぬく勢いで、直接魔法攻撃を無効にする。


【武器スキル】

破裂の斬撃ブレイズダンシング:攻撃に乗せて爆発を連続で引き起こす。相手は踊るように逃げ惑う。

爆裂風:小爆発を起こして追加ダメージ


--------------------

 偉そうな口を叩くだけあって、戦士としての上級スキルもマスターしているようだった。

 

 ガフが近くまで来たので言ってやった。

「お前、さっさと奥義を使ったほうがいいぞ。その方が苦しまずに死ねるからな」

「て、てめぇ……!」

 ガフは顔を真っ赤にして切りかかってきた。

 真一文字の斬撃。

【なぎ払い】か。


 俺はバックステップで軽々とかわした。

 奴は大きく踏み込んで追撃に移る。

「ふんぬっ!」

 大剣を斜め上に強引に持ち上げてからの、斬撃。

 剣が風をまとっている。

爆風斬ストームプレス】だな。斜めからでも発動できるよう訓練してあるのか。


 俺は太刀を斜めにして、強烈な斬撃を軽く流した。地面が爆風で凹みを作った。

「なんだその攻撃は。畑でも耕すつもりか?」

 ガフの顔が怒りでしわくちゃになる。

「なめやがってぇ!」

 連続で大剣を振るってきた。びゅう、ひゅうと風を切る。

 ただの【切り】だったので紙一重で軽々と避けた。



 すでに額に汗を光らせて、肩で息をするガフ。

「ちくしょお……」

「なんだ、お前の力はその程度か。ん? んん?」

 俺は顎を上げて見下す視線を向けた。

 すると奴は乱杭歯を噛み締めつつ、大空へと飛び上がった。

「なめんじゃねぇ!」

 人の背丈の三倍は跳躍して、太陽を背に背負った。

 ――やるじゃないか。これが【飛翔圧撃プレッシャーダウン】か。


 大剣を陽光にきらめかせて、風と一体化して落下する!

 強烈な一撃!


 俺はバックステップで回避しつつ太刀を傾けて盾代わりにした。

 ドォンッ!

 闘技場の石畳が割れて、土煙が上がった。飛んできた破片を太刀の横腹で防ぐ。カンッ、カツンッと軽く弾き落とした。

 もうもうと白い煙が立ち上る。

 ガフは太刀を振り下ろした姿勢で硬直している。


 その隙を見逃さなかった。

 俺はまるでフェンシングのように、無造作に太刀を突き出した。

「ほれ」

 切っ先がガフの左肩をえぐる。

「ぐあっ!」

 顔をしかめて飛びのくガフ。

「へぇ、バカな割には肩まで神経が通ってるんだな」

「く、くそぉ……っ! お、お前なんか……!」

「他に何かできるのか? お前の技はすべて通じなかっただろ?」

 相手の積み上げてきた努力や技術がすべて無駄だったと分からせ、格の違いを思い知らせる。

 俺の言葉に、ひどく傷ついた顔をするガフ。

「うぅ……っ! ――ん? けけっ」

 汚い顔を泣きそうに歪めていたガフが、急に目を爛々と輝かせた。



 そしてゆっくりと大剣を太刀に合わせる感じで振ってきた。【切り】ですらない動き。

 ――ふん。何か話したいようだ。


 俺は奴の剣撃に合わせて太刀をゆっくりと振った。

 カシィンッ!

 と互いの剣がぶつかり合う。


 つばぜり合いになりながら、奴は顔を近づけて囁いた。

「右の観客席を見てみろよ……くくっ」

 俺は目だけを動かして見た。


 観客席にいるセリカの後ろに、ガフの手下の一人が立っていた。

 きっと短剣でも背中に突きつけているのだろう。


 ガフは臭い息を吐きながら言う。

「女の命が惜しかったら観念して負けろ。命だけは助けてやる……女はあとでじっくり楽しませてもらうがな!」

 そう言ってガフは、ぐへへっと汚らしい笑みを浮かべた。



 俺は澄ました顔をしつつ、鼻で笑ってやった。

「それがどうした? セリカを見てみろ」

「ああ?」

 俺はセリカに目配せをして、さらにウインクまでもした。


 するとセリカは美しい金髪を日の光に輝かせて叫んだ!

「ケイカさま! わたくしのことなど構わず、どうか勝ってくださいませ!

 ――ゴリッ!」

 筋肉を噛み千切るような鈍い音が青空に響いた。

 とたんに、セリカの可愛らしい唇の端から、つうっと赤い筋が流れた。

 後ろにいた手下が悲鳴を上げる。

「うわっ! こいつ舌を噛み切りやがった……! お、俺じゃねぇぞ! 俺は何もしてねぇ!」

 慌てふためく手下。

 その手を逃れたセリカは、かはっと口から血を吐いて前のめりに倒れた。

 金髪が扇状に広がった。


 俺は、ニヤリと笑った。

「それで? 観念して――なんだったか?」

 ガフが目の色を変えて驚く。

「お、お前! 女が死んでもなんとも思わねぇのかよ!」

「ああ、そうだな。こんな事態を引き起こしたお前は許せないな」

「な、なんだお前! 悪魔かよ!」

「ふんっ、違うな。――俺は神だぜ」

 俺は、つばぜり合いをしていた太刀を軽く押した。それだけでガフは後ろへ吹っ飛ぶ。

 ガフは砂煙を立てながら尻餅をついた。

 奴の小さな目に怯えが走る。



 俺はガフを見下ろしながら、神が宣告するような冷たい口調で言った。

「お前の重ねてきた罪は万死に値する。潔く死ね!」

「な、なんだと! 俺は何も悪いことはしちゃいねぇ!」

 観客席にアピールするかのように、両手を広げて訴えかけた。


 しかし俺は《真理眼》で奴の素性を暴く!

「ほう。だったら罪を数えてやろう。――1番最近は昨日だな。夜道を歩くパン屋の老人を襲い、金を奪い大怪我を負わせた」

「なっ!」

 ガフの驚きの声は、観衆の怒りにかき消された。

「なんだって!」「お前が犯人だったのかよ!」「あのパン最高なんだぞ!」



 俺は閻魔大王になりかわって、まだまだ罪を宣告する。

「その前は――重罪に限って言うと、ビブロ商会のキャラバンを襲って隊員を殺して積荷を奪ったな」

「「「えええ!」」」

 と観客席から驚きの声が上がる。

「奴の仕業だったのかよ」「命乞いした奴を、笑いながら殺したって話だぜ」「あいつ山賊かよ」

 ガフは唾を飛ばして叫ぶ。

「何言ってやがる! 奴の言葉にはなんの証拠もねぇだろうが!」


 俺の宣告は終わらない。

「そうか、証拠か。なら西にある修道院を襲って女子供を犯し、男は殺して財宝を略奪した。そのとき奪った品の一つが今着てる鎧だな。――また、旅行中だった青騎士サビンに商人のふりをして近付き、眠り薬を飲ませて殺害した。その証拠がお前の持ってる大剣だ」

「くっ……くそぉ……!」

 ガフは目を血走らせて歯噛みした。

 どよどよと客席がざわめく。

「あの剣、見覚えがあると思ったら……!」「頼む! かたきを討ってくれ!」「悪党を殺せ!」「衛兵に突き出せ!」

 そんな言葉までも聞こえ始めた。



 その後も奴の罪を数え上げ、最後に言った。

「無抵抗の人間を殺してきた数、総計で100人を超える。お前のおこないは国王が許しても、神が許さない」

「ちっくしょおおおお……!」

 ガフは口の端から白い泡を吹いて唸り声を上げる。


 しかし闘技場の雰囲気は完全に俺へと味方していた。

「倒せ!」「殺せ!」「ころせ!」

 のコールまで起こり始める。



 ガフはでかい図体をぶるぶると震わせていたが、暗い眼をして顔を上げた。

「この手は使いたくなかったが……お前だけは生かしちゃおけねぇ」

「その言葉、そっくり返すぜ」

「言ってろ! ――コイツで終わりダァ!」

 奴は背中に腕を回し、ベルトの辺りから何かを引き出した。

 それは禍々しいオーラを放つ仮面だった。


 奴は狂ったような笑みを浮かべて、その呪われた仮面を装着する。

 ――ズンッ!!


 ガフを中心にして爆風が起こった。

 強風に煽られて、観客席から悲鳴が上がる。

「きゃあああ!」「うわぁ!」「なんだ!?」

「あいつ、呪いの仮面を装備しやがった!」

「ひぃ」「逃げろ、逃げろ!」「呪い狂った奴に殺されるぞ!」

 観客たちが逃げ惑う。


 ガフが観客席へ手を突き出す。

「うるせぇ!」

 強烈な黒い風が吹き荒れる。

 ゴォォッ! 黒いオーラを帯びた風が吹き荒れ、観客たちがなぎ倒された。衛兵たちまでも倒される。

「こんなの無理!」「誰か、助けて!」「いやぁ! 死にたくないっ!」

 人々の悲鳴が闘技場を埋め尽くす。



 その悲鳴が心地よいのか、ガフは巨体を痙攣させながら俺へ向かって歩いてきた。

「げっ、ゲヘッ! ……力だ! 究極の力だ! 誰であろうと簡単にぶち殺せるぜぇ!!」

 確かに奴の能力値は千倍以上に増強されていた。

 神にも匹敵すると言っていい。


 でも俺は口の端を歪めて笑ってやった。

「やってみろよ」

「んがぁぁあ!」

 汚らしい叫びを上げて、ガフは大剣を振り上げた。

 大剣が禍々しい黒いオーラに包まれている!

 ――【爆風斬ストームプレス】か。


 俺は顔に余裕の笑顔を浮かべて立っていた。振り下ろされる剣撃を避けようともしない。


 ゴッ――!


 鈍い音が闘技場に響く。

 ひいっ、と見守っていた観客たちが息を飲む。


 俺の頭に大剣が直撃していた。

 しかし俺は平然と立っていた。血の一滴すら流れない。

 侮蔑の視線で奴を見上げつつ、何かしたのかとでも言うように首を傾げてやる。


 仮面の下の目は動揺で揺れ動き、声は怖れで震えていた。

「な、なんでだ! なんで、この力を食らって立っていられるんだ――!!」

「お前、バカか? 俺が作ったアイテムなのに、俺を倒せるように設定するわけがないだろう?」

「な――っ! なにぃ――! お、おお、お前、なにもんだよぉ――っ!」

 ガフが恐れおののいて、一歩、二歩と後ろへ下がった。ガクガクと膝が震えている。



 俺は太刀を無造作に頭上に掲げた。陽光を反射し、キラリと清冽な光を放つ。

 今まで受けた数々の侮辱を思い返しつつ、残虐な笑みで顔を歪める。

「知らなかったのか? さっきも言っただろう? ――俺こそが……神だ!」


 一気に太刀を振り下ろす! 音速を超える光の軌跡!


 ズザァンッ!!


 ガフの頭から股までを一直線!

 勢いあまって、地面の石畳まで真っ二つ。

 太刀が地面にめり込んだ。



 しん……と闘技場が静まり返る。

 ひゅうう~、と軽快なそよ風が吹き抜けた。

 まるで俺を祝福するように。

 奴の顔から呪いの仮面がはがれるように落ちる。地面に当たってカツンッと乾いた音を立てて2つに割れた。


「んげ……んが……っ」

 ガフが目を見開きつつ、耳障りな声を上げてそのまま後ろに倒れていった。

 どさっと倒れて、体が真ん中から左右に開いた。

 どす黒い血が噴水のように噴き出す。



 一瞬後、うおおおお! と闘技場が割れんばかりに震動した。

 観客が口々に叫ぶ。

「よくやってくれた!」「お前こそが真の勇者だ!」「ケイカさまぁ~、こっち向いてぇ~!」「ケイカさま、抱いてっ!」

 女性たちから熱い声援までも飛んできた。


 そして司会が高らかに宣言した。

「第1回戦勝者、ケイカ! 敗者はこの世のクズ、ガフ! 未来の勇者ケイカに盛大な拍手を!!」

 パチパチパチッ! と雷のように激しい拍手が鳴り響いた。



 その最中、セリカが金髪をなびかせて、むくりと起き上がった。

 微笑みながら口周りに付いた赤い液を手の甲で拭う。

 そして、口の中から、破れた袋と硬い筋肉を取り出した。

 ――赤い果実【ルベラの実】を煮詰めて作った血糊だった。 


 セリカは青い瞳に意志を漲らせて、よく通る済んだ声で叫ぶ。

「その男も山賊の仲間です!」

「なっ、ちくしょう!」

 山賊は逃げ出した。

 気付いた観客が指をさす。

「あいつ、ガフと一緒にいた奴だ!」「捕えろ!」

「うるせぇ! ぶちころすぞ!」

 山賊は剣を抜き、やたらと振り回す。

「へへ、ガフが死んだら、俺が次の頭よぉ。逃げ切ってみせるぜ――ぐぁっ」

 突如、山賊の胸に矢が刺さった。

 目を驚愕で見開き、矢を見下ろしていたが、矢の作りに気付いて怒りを漲らせる。

「マジの野郎ぉ……! 裏切った……な」

 がはっと血を吐き、倒れこんだ。


 俺は矢の飛んできた方向を見た。

 階段状の観客席の一番上、ローブを着たマージリアが弓を持って立っていた。

 俺を見て手を上げると、さっと壁を乗り越えて、四階建ての高さがある闘技場の外周から跳び降りて消えた。

「あっちにもいたぞ!」「逃げたぞ!」

 衛兵が走っていく。マージリアは逃げ切れるだろうか。

 まあ、仮面をガフに渡す仕事はしっかりこなしてくれたし、あとはどうでもいいか。



 俺は踵を返した。

 入口へと戻りつつ、セリカだけを見て、大きく頷いた。よくやった偉いぞと褒めるように。

 彼女は嬉しそうにはにかみつつ、小さく手を振っていた。



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