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コラルド戦記  作者: 油兄貴
第3章 戦争の始まり
37/52

巻き込まれる逃走

誤字脱字 生温くヲチと指摘をお願いします。

挿絵(By みてみん)

南下する街道から外れて東へ。

既に3日目に道とは言えないこの草原の獣道をキャブさんと馬車で進む。

その間、元魔法局長のキャブさんと魔法について会話。

一言で言えば、小技が良く知っている。


魔弾の制限はあるので、魔法石に入れて貯めておくとか、

魔族に関しても文献でな?と器用に後ろから、

本を出して魔族がいたという部分についても説明してくれるが…

なんというか全て知識としてらしく、

実践が共わないような会話だった。

”え?じゃ具体的にはどうするのですか?”と聞けば、

”まぁ、分からんな”と答える。

ああ、この人、実践より知識の人なのかと。

キャブさん自身も”ワシだってこれくらいはな?”と、

行く先にある石に火球を出すが、出した後にぜぇぜぇ言っているし。


魔族に関しては南の国の神話で、

人族に害をなす魔族を倒したという記録がある程度。

どこですかね?いつですかね?と聞けば、

それは教団に聞かねばな?と。


そんな会話していると、後ろから4頭立ての馬車が

凄い勢いで3台後ろから近づいて来きた。

警戒をしたが、キャブさんと知り合いらしく

魔弾を打つ前に大丈夫じゃと言われて、

手を上げて挨拶をしている。


彼らは10名程で城の警備兵と副官房長と側室の女性数名。

南へ逃げたが、ウォスラート王の兵が検問しているのに気づいて、

一昨日から夜を徹して飛ばしてこちらに逃げて来きたという。

聞くと既に首都はウォスラート王に占拠され、

今日明日にもサウスベンダへ兵が向かう状況だという。


で?行き場所は?という聞くと、マルタ国か、

自治領に逃げるつもりだという。

他にも自治領があるのかと聞いていると、

どうもブレロン要塞のショーゴ自治領だという。


あれ?これはまずい展開では?と、

一瞬で魔族の過去記憶が脳裏に。

魔法をバンバン撃ってくる人族に責め立てられて、

地下に封印されたという過去。

長く封印されていた自分の過去も相まって一瞬パニックになりそうになる。


「いや!此処に来てショーゴ様がいるのなら安全!」

「じゃろじゃろ!そうじゃろ!」


警備兵と副官房長が馬車を挟んで握手しながら此方を見ている。

おい…これはまずいぞ。


ここから自治領に転移して守りを固めるか?

それで守り切れるのか?

いや…そもそも彼処にいくのはマズイ。

元の魔族のように封印されるのか?

いや、他の国に逃げてどこかでひっそりと暮らすか?

思考がループする。


警備兵と副官房長と側室たちに挨拶されるが、

まったく上の空で頭に入ってこない。


今の俺は殺傷能力がある魔弾は50発ぐらいしか打てない。

それ以上出力を上げると威力は強いが弾数は減るし、

威力を下げれば弾数は多くなるが殺傷能力が落ちる。

誘導して確実にヘッドショットすればいいが、

敵が多くなり防具で塞がれたりすれば、魔力切れも予想できる。


つまり50人以上の兵に囲まれたら、

速攻でエンディングテーマが流れる事になる。

まずいぞこれは。


彼らは検問から逃げてここまで来たという。

もし100名以上のウォスラート王の軍がここまで追って来ていたら。


もうこれは逃げるしか無いだろう。

キャブさん悪い。

俺は逃げる。


馬車を降りて転移を発動しようとすると

足元の魔法陣が現れて直ぐ消えた。

なんだ!と振り向くとキャブさんが、

足元に浮かぶ魔法陣に杖を差していた。


「まぁ…まてまて、ワシら行くからのぅ。

 ほら、皆!いくぞ!

 ガルディ副官房長!必要な荷物だけじゃ、

 手に持てるだけじゃぞ

 ほらほら、急げ急げ!そこ!馬は放してやるんじゃ! 」


え?え?と訳が分からない状態で、キャブさん見ると、

彼は皆に指図してこちらに越させそうとしていた。

キャブさんは近づき小声で言う。


「 転移しようとしたんじゃろ?

 だめだぞ?我らも一緒に行く。

 それと転移は簡単に中止させられるから、

 切り札にはならんぞ」


あ、ええ…はい…気まずくと答えている間に、

10名程…数えると13人が近くに集まる。

”この荷馬車の荷物は別空間に物を格納する術に入らんか?”と、

キャブさんに言われてどうでしょう?入りますかね?と会話で、

収納の術で黒い渦を出すと、

”はいるだけ入れるんじゃ”と指示の下ドサドサと彼らは手分けして、

黒い渦に荷を入れていく。


あっという間にそれぞれの荷馬車が空に。

結構入るんだな、呆気に取られて尻を叩かれた馬が離れているのを

見ているとキャブさんが肩を叩いて言ってくる。


「さて、いくかの?

 ほらほら、転移発動する者に触れてないと、

 転移できんぞ?ほらほらもっとこちらに詰めて」


ぎゅうぎゅうに人に迫られて、

俺は自治領に転移した。

あれ?これ3日も馬車で移動しなくても良かったんじゃ…。


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