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コラルド戦記  作者: 油兄貴
第3章 戦争の始まり
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帝国浄化戦争 

誤字脱字 生温くヲチと指摘をお願いします。

首都ベンダリオンから後2日程で到着するという

距離の街道には兵列が鳴らす靴音と擦れ合う鎧の音、

兵器を荷馬車の車輪音が響く。


「王よ!いよいよ念願のベンダ国の浄化の一歩ですな!」

ビロードの豪華な装飾を付けた馬に乗った屈強な顔立ちの男が

横に並ぶ男性に雑音に負けないよう大声を出す。

「ああ、ギロス…この日を待っていた」

ウォスラート王は森を貫く街道先に微かに見える城壁を目を細めて眺める。

そしてこのベンダ帝国の行く末を想う。


ソビッティ国やオーラエ国との衝突、

各地で人族を襲う魔物、

他種族達との武力紛争や町々で犯罪行為。

疲弊したベンダ帝国の復興の為と拡大になると、

若きコルネリアス・カンプルッツ大帝の掲げた帝国民族論。


___ベンダ帝国に住まう者は大帝の元において、

   階級を元に区別し、種族は平等。

   故に皆団結して帝国の未来を築こう。


実際に何が変わったか。

当初は経済の発展や犯罪の減少。

拡大した軍部による他国への牽制。


その一方で人族の守るべき道徳を無視して、

繰り返し侵される多民族の許しがたい行為。

人族が築いた道徳を元にした食料制度、

経済行為を無視して住み着く多種族。

気に入らない法律があれば、帝国民族論を盾に

やれ種族差別だと無用に声を荒らげて争いを引き起こす。

それは人族が築いた文明や文化を内側から食い破る寄生虫に思えた。



認められた奴隷制度を使い豚族が人族の幼女を屈辱し、

生まれた卑しい餓鬼を率いて街を侵食していく。

更に泡銭でにわか貴族の称号を翳し人族の道徳まで破壊している。


これは人族に対しての宣戦布告であり、

危機的状況に陥っているのだ。


東部の貴族は多種族に触れている機会が多いから、

純粋な人族だけで形成された帝国こそが至極の目的ではないかと。



今こそ、この聖戦を成就し純粋人族だけの帝国を作るのが

我に課せられた使命だと。



コラルド歴2125年 秋


ベンダ帝国 西部自治領のウォスタート王は

首都ベンダリオン攻略に3万5千の兵を率いて出陣した。

全体の3割以上を魔導隊と工兵隊で組織し特化した

ウォスタート王の兵が進む。

ベンダ帝国の歴史に残る「帝国浄化戦争」の始まりである。


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