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コラルド戦記  作者: 油兄貴
第3章 戦争の始まり
29/52

迎え撃つ首都

誤字脱字 生温くヲチと指摘をお願いします。

数日かけて辿りついた北の海は崖下に広がる。

青い海…鼻につく潮風。

遠くを見るとザッパンザッパン鯨?のような魚が潮を噴き上げるのが見える。

見ているとホーズラ(鉄槌2号モヒカン)さんが声を掛けてくる。


「あれはグデルディシャークだ。

 あいつがこの辺の海域にいるから船はだせねぇ 凶暴だぞ?」


ああ、あれはシャーク、鮫ですか。

予想以上に北の海は怖い所だな。


暫く進むと崖も低い場所が見つかり、俺達は降りて海沿いを歩く。

砂浜に岩がいくつも出て歩きづらいが場所ではあるが、黙々と進む。

左手に見える崖からたまにパラパラと石が落ちてきて大丈夫か?と

心配になりながら。


既に鉄槌のメンバーも干し肉などの食料が無いらしく。

ここで魚や貝を採って行こうという事になる。

水は崖脇から清水がでているし、俺も魔法で水は出せるし。

鉄槌のメンバーは器用に流木を剣で加工して先に短剣を縄で括り付けると、

モリのようにして魚を狩っている。


それにしても魚がデカイ。

絵画の青木繁「海の幸」レベルの大きさ。

俺は流木を集め貝を集め。

暫くすると集めて魚を燻製にするから手伝ってくれと、

鉄槌の3号に言われて石を竈のように積み上げて手伝う。



--------------------------------------------


満天の星空っていうのは、こういう事をいうのだろう。

焚き火で皆と魚の切れ端を食べながら暗くなった空を見上げる。

鉄槌のリーダーは鞄から酒をらしき物を出して皆が回し飲み、

俺に酒瓶を突き出してくる。


「なぁ、ショーゴ、今回の戦争は暫くは終わらねぇ

 お前、ウォルビンに着いたらその後、どうすんだ?」


「そうですね、まずは状況を見て…ですかね」


酒瓶を受けとって一口飲む。


「うぽぉ!凄く…強いですね…」


隣のデンガドラさん(鉄槌3号)に渡す。


「ああ、ウォルビンのメラーギド酒だからな」

一同が笑う。


ふと、この辺に家で建ててどっか可愛い子でも連れてきて、

平和に過ごせないかなと考えながら彼らと酒を回し飲みをして

夜が更けていった。


--------------------------------------------------------------


「そうか、ウォスラートが兵を出したか」


首都ベンダリオン帝国の間でコルネリアス・カンプルッツ大帝は、

顎に手を当て目を瞑り報告を聞いて呟く。


「既にウォルビンを抜けてあと2日ばかりで首都に!」

「ベロデグス軍部局長は今まで何を行っていたのか!

 兵が首都まで迫ってる状況まで状況を放置していたのは怠慢でないか!」


「なにを!パーデフ総務局長こそ偵察の予算はどこに使ったか!

 このような自体のために情報を集めていたのではない!

 それこそ怠慢!」


コルネリアス・カンプルッツ大帝は一段高い席で彼らの言い争いを暫し

鬱陶しいように見下ろす。


「もうよい、現状を報告せよ」


大帝の横に立つヘッテス帝国参謀長が言う。

パーデフ総務局長が淡々と現状を報告する。

ウォスラート王の兵は35,000~40,000。

歩兵部隊を中心として組み立て攻城兵器も運送していると。

一方、首都ベンダリオン常駐は55,000。


「だが、しかし城攻めにくるというのに、その数は少ないな

 常識ならこちらの兵の倍で来るのでは?

 攻めてくるにしても何も宣誓もないのでは…

 他にシュベースからの援軍が来るとか情報はないのか?」


ベロデグス軍部局長は聞こえるように言う。


「既にシュベースへ確認を取ったがその動きはない。

 それに南方の貴族達も反旗を上げたという報告もない」


席につく誰もが沈黙した。


____まったく予想ができない。


なぜ兵力・地の利で勝てないのに兵を出したか?

予想もつかない状況で、バダード魔法局長が沈黙を破る。


「先日も我が帝国が感知していなかった魔導師がいましたが、

 それと同様にウォスラートの兵にも魔導師部隊がいるのでは?」



その会議では本日中に首都から3刻場所に迎え撃つ準備と、

魔法局を含め魔導師の総員が可決され首都ベンダリオンは、

一気に厳戒態勢が取られた。



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