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コラルド戦記  作者: 油兄貴
第2章 知れた世界の始まり ブレロン要塞~ベンダ帝国へ
24/52

平和な日々の始まり

シュタインメッツ家の首都の邸宅で住む事になった翌日、

朝食ですと呼ばれ、いくつか種類のパンと牛乳、そしてサラダ、デザートという朝食を出してもらい食べ終わると、執事ボウスダさんが横に来て話しかけてくる。


エスト親子や何やら行政部での会議があるとの事で朝早くに出かけたと。ついては、執事のボウスダさんが俺を首都案内してくれる事になっていると。言われるがままに、小高い丘に位置する邸宅から馬車で下るように街へ向かう。


首都ベンダは行政部という城のような施設を中心に街が広がり、少し離れた小高い場所に泊まらせて貰ったシュタインメッツ家のような貴族の邸宅が並ぶ。この首都ベンダは平地というよりは北位置する海に向かう河がいくつかある丘陵地に位置しているようだ。


「 さて、今日はショーゴ様をご案内する事になってるのですが、

 どこか行きたい所などございますかな? 」


街並みに近づく頃にボウスダさんが言ってくる。お任せしますというと名所という場所を馬車で案内してくれる。ここは大帝が~とか名物の演劇場とか、経由して商店街のような場所に辿り着く。時間にしてもう昼刻との事で、商店街で名物の食事が食べられますよというので、ボウスダさんとシュタインメッツ家御用達のレストランのような場所で食事を頂く。彼は案内すると出て行こうとするので、一緒に食事を取りませんか?というと、貴族のお客様と一緒にはというので、俺は貴族ではないからと、多少強引にテーブルにつかせ会話をしながら食べる。


知らない事もあるので、この街の事やベンダ帝国についても聞かせてもらう。特に魔法局、魔導士については十分に知識になった。このベンダ帝国に魔導士など魔法を使える者はかなり居るという点。


彼が言うには魔法局に通う者は3,000名程おり、その中で攻撃魔法を実践に使える者は認定をされて、帝国の魔法兵士として配置されるが、毎年100名以下だという。更にその中のエリートと言われる魔導士が、毎年10名以下だが、大帝参謀部の魔導士隊に入隊を許されるという。


其れ以外の魔法局の生徒はどうなるの?と聞くと成績がある程度あれば各貴族が雇ったり、ギルドという民間団体が斡旋する魔物の退治など行う便利屋に所属して働くという。聞くと魔法局は入学にも通うのもお金が掛るので、魔法局に通うのは貴族の血筋が多いですという。ギルドで働く者は生活が安定していないので、魔法局からギルドに所属する者は落ちこぼれという目で見られるという。


そうですか・・・と出されたスープを啜りながら、戦争についても聞くが、以前裏切られた商隊の護衛やエストが言ったとおりに、このベンダ帝国とオーラエは戦争が始まっているという。理由を聞くとトライジャン山脈の鉱山の利権だという。以前いた世界でも、中東の石油でもなんでもそうだが、

利権がある場所は争いはどうにもならないのかと少し悲しくなるが。


目下、先日攻略したブレロン要塞絡みでソビッティとは、

大きな戦争になるのは必須でしょうね、とボウスダさんは言う。


食事を食べて、商店街を案内して貰いながら服屋らしき前で ”そういえば私はこんなローブですけど大丈夫ですか?”と自分の白いローブを広げてボウスダさんに聞くと”それはそれで良いじゃないですか”と言う。


ただその杖は目立ちますよね?と苦笑いされたが、まぁ、可笑しくないならとそのまま商店街を歩く。


夕刻前にシュタインメッツ家の邸宅に戻ると、既にエスト達が居て少し話せるかといういうので、向かうとエストと彼の父デードベンさんと書斎らしき場所で会話となる。


要約するとデードベンさんとエストは新しく仮に治めるブレロン要塞へ寄って領地に戻るとの事、いずれあの領地はオーガ達に自治権が完全に与えられるが、ソビッティとの戦争も近い為、首都や各貴族から兵がブレロン要塞へ向かうので、兵と共に向かうらしい。それも明日という急な事だが。


俺の魔法局への入学は半年後なので、この邸宅を自由に使って欲しいと。

半年後・・・か。

何をしたらいいのか悩む所だったりする。

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