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コラルド戦記  作者: 油兄貴
第2章 知れた世界の始まり ブレロン要塞~ベンダ帝国へ
21/52

残虐祭りが開催されると

オンダラの街の手前で乗っていた盾から降りて、門扉を潜る。

予想をしていたが、門兵に止められて宿に付き人の兵士がいるからと伝え暫く待つと体調も回復した様子の兵士2名が小走りに近づいてくる。


「ショーゴ殿、どこに行ったか探しましたぞ」

「申し訳にない、魔法の練習で迷惑が掛かるので、

 外で練習してた」


そんなやり取りでオンダラの街へ再び入る時にどうやって外に?聞かれたので転移だと答えるとそうですかと次は必ず我々門兵に伝えてくださいと強めの口調で言われて謝りつつ進む。


空を見上げるとそろそろ夕暮れが近いのだろう時間で酒場いくかというとふたりの兵士は待ってましたという表情で昨夜の酒場へどんどん先に進む。兵士はタフだなと思いつつ昨夜の大衆飲み屋「安酒好きの男店」へ入る。戦争で命のやり取りしている世界はこの酒飲みの娯楽が大切なんだろうなと思いつつ温いビールらしきものを飲む。


兵士ふたりも昨夜は楽しかったですよと言いながら一気飲みのようなスタイルでどんどん酒を飲んでいく。ふと気が付くと昨夜一緒に飲んでいた兵士達も近く来て昨日はどうもと言いながら人数が増えていく。


あの・・・と言われて振り返る店の主。

革鞄からまた2枚金貨を取り出して、周りに聞こえるように大声で言う。


「また昨夜のように近くの店に協力して貰って

 飲み放題食べ放題、この金で足りるか?」


「もちろんですとも!魔導師様!」


そのやり取りを聞いた横にいる兵士が大きな大声を上げる。今夜も宴だぞ!飲め飲め!と。いつから居たのか店の入り口からドカドカと兵士が達が店に入り込んでくる。ふと店の外を見ると近くの店の人が路上にテーブルや椅子を出して、その途端に兵士が座り酒が運ばれていく。あっという間に騒がしい声や歌う声、酒はまだかと叫ぶ声で何かのお祭りのような状態になる。


「あれ?昨夜より人多くないか?」


「 ええ、昨夜の話を聞いて皆 期待して待ってましたから。

 気の早い奴は朝飯抜いてましたよ」


横にいる兵士が答える。

まぁいいかどうせ泡銭だしと考えているとまた酒場の主人が横に立つ。

聞くと人数が多すぎてお金が・・・というので聞くと彼がこの祭りのような状態を周りの店と取りまとめているという。


「明日も此の街いるんだよね?」


横の兵士に聞くと、明日で徴集された兵は解散で、明後日に提督やエスト、そして俺などはベンダリオンに行くという。


じゃ、今夜の不足分と明日の夜は盛大に騒げる準備でコレで足りますかと金貨を5枚 店主に見せる。


「ええ、もちろん、ですが、あと1枚!あと1枚あれば!

 商店街全部でお祭りができます!」


お祭りなのか?話していると、ふと周りが静かになって、兵士や店員が此方を凝視している状況に気が付く。なんというか見渡すと顔だらけで恐ろしい期待の目で凝視し続けどうなるの?という視線が痛い。さすがにコレだけ皆に見られてると駄目だとは言えない状況になってる。


「じゃ、あと2枚だすから明日の夜も頼む」


革鞄から更に2枚出して主人に渡す。


そのやり取りを見た周りの兵士や店員が鼓膜が破れるのじゃないかというくらい大歓声を上げる。明日は祭りだとか乳を揉ませろとか。


あれ?乳?と声の先を見るとやはりエストが店員の乳を揉もうとして頬を平手打ちされている光景が見えた。エストさん本当に突撃隊だなと関心しながら注がれる酒を飲んだ。入れ替わりで兵士が乾杯をやりにテーブルに来てはブレロン要塞の事やいつか俺の田舎案内しますよとか、いい女紹介しますよとか完全に酔っ払いの会話を聞きつつ俺もそこそこ飲んだ。


また、娼婦なのか露出の高い服を着た女性も兵士達へねっとり抱きつきながら今夜はどうとかアポイント取得しているようだ。


女性の乳を揉み疲れたのかエストが椅子を引きずりながら俺のテーブルに来ると赤ら顔で話し始めた。


「いや、本当に一時はどうなるかと思ったが、俺は運がいいな

 それとよぉ、ベンダリオンに行く前に言っておくが、

 貴族ってのは怖いからな気をつけろよぉ」


「エスト・・・いや、エストさんも貴族だろ?」


「おいおい、急にみずくせぇなぁ!エストでいいぞ、

 もしくはエスト兄さんでもよぉ!

 ともかくよぉ、貴族ってのはぁ! お?ねぇチャン乳でかいな!」


エストはそのまま横を通り過ぎた胸の大きな酒を運ぶ女性を追いかけて、

そのまま店を出て行った。本当にブレないと思いつつ手に持っていた杯の酒を飲み込んだ。そして俺は程なくして昨夜同様に酔いつぶれている兵士を残して宿に戻る事にした。


翌日、本当にお祭りが開催されると俺は考えていなかった。


---------------------------------------------------------


翌日、日が上り起きて宿で朝食を取り今日も商店街を探索しようと宿をでると商店街は店の人達がなにやら飾り付けをしていた。通りを渡すように布や幟のような物があちこちに。


確か徴集された兵が今日に解散と聞いたから送迎の飾りつけか?と思いつつ商店街を歩くと酒場の主が大きな手を振ってこちらに小走りに向ってくる。なんだ?昨夜の飲みで兵士が暴れて責任を取れというのかと一瞬どきっとしたが、話を聞いて青くなる。


「いや~、うっかり聞き忘れて探してましたよ!

 このお祭りの文言は”残虐魔導師ショーゴ祭り”でいいですかな!?」


ニタニタして酒場の主が言ってくる。

おぃおぃ、まさかこの飾りつけその祭りの!?と聞くと、もう少し派手に行きますかと両手を上げてポーズをする。ともかく何で俺祭りなんだ?要塞攻略記念祭りとかじゃないのか?と聞くと、いやいや戦争なんていつもですからと分からない事を言ってくる。


「じゃ!それで!おーい皆!文言は”残虐魔導師ショーゴ祭り”だ!

 その白い垂れ幕に目立つようにな!

 おい、そこの金物屋のデレ!そこにも垂れ幕だぞ!

 おお、卸さん!そうですそうです!ええ、

 あるったけの酒を!ええ、夕刻に始めますから!

 残虐酒とか名前ですか?いいですね!」


酒屋の主は俺を置き去りに商店街の人を激しく指示を出してる。

張り切りすぎで、俺が・・・置いてけぼりなんだが・・・。

そもそも残虐って、それに祭りってなんだか。

そんな祭り聞いた事ないぞ。


溜息を出して、やめないかと言い掛けたが、

酒場の主がまた此方を振り返り大声で話す。


「いや!本当に暗い世の中、ショーゴ殿のお陰で我々も元気になります!

 それに領主様も援助するという事で、それはもう!

 お!おい、絵師!ここにいらっしゃるぞ、そうだショーゴ殿だ!

 ささ、このショーゴ殿こちらに!」


その時、俺の力では止められない事を悟った。

もっと爽快に薄く、

そんな書き方を模索開始

改行もなぁ・・・ばんばん改行すればいいか。

スクロールありきのモニターだものな。

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