オンダラの街
それにしても読み難いな・・・
俺はブレロン攻略本隊のエボート・フォン・イゼナッツ提督と共に、今回のブレロン要塞攻略の報告にベンダ帝国の首都ベンダリオンへ向う事になった。途中、ブレロン攻略の駐屯地のオンダラの街といくつか経由して向うと。隊を率いての距離にして15~20日程度という。ブレロン攻略報告の早馬なら5日で着くらしく既に先日出ているとの事。
ブレロン要塞もまだ占領したばかりで大丈夫かと考えたが、既にブレロン要塞はオーガ族の街となり、またその集約と防衛は本隊の駐屯部隊と相乗し完全とも思えた。ソビティ国の戦略が如何程の物か計り知れないが、聞くところに長年ベンダ帝国と要塞で攻防を行っていたとなれば、オーガ族とベンダ帝国の戦力集結、そして魔砲台を考えれば至極安全だと。ベンダ帝国の兵士もオーガ族と偏見も無くそれの点も安全だと判断もできた。
それに自分の安全ではあるが、転移の魔法陣も設置し、オーガ族のテベールに頼みいつでも戻れるようにしてある。元々身の安全の為を模索してるのだ、ベンダリオンなる街に行って、考えもしないトラブルに巻き込まれるのは勘弁だ。
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帰還へ行進するブレロン攻略部隊の一団の中、箱馬車の中で、俺達は提督とエスト、数名の指揮官と果実酒を飲みながら、会話をしていた。
「それにしてもシュタインメッツ殿もショーゴ殿も素晴らしい功績よ」
「お褒めに預かり、感謝いたします」
エストとイゼナッツ提督はそんな会話している横で俺は会釈をする。
ベンダ帝国での戦果として褒美はいいとして、こちらは安全に過ごせればいいのだ。何も、功績など・・・と考えていると、イゼナッツ提督が髭を撫でながらこちらの話を振ってきた。
「卿から話を聞いているが、ボスアニでは大変でしたな、なんでも我が国の密偵だと間違われたと」
「ええ、田舎から魔法の修行に出てきて、商人を救ったら・・・ですからね、参りました」
「ほう、魔法の修行とな、ではベンダリオンで魔法局でも行かれたらどうかな?」
聞くと魔法局なる帝国の機関があり、魔力がある者の訓練や研究などを行っているという。重要な機関でもあり誰でもという訳ではないが、今回の功績と貴族位の後押しがあれば、入局し、施設内で勉強もできるという。
「それは願ったりな事ですが・・・」
「おいおい、水くせぇな、俺がいるだろ?俺か親父が後押してやるかな、な?親友だろ?」
エストが筋肉質の腕を俺の首に回しながら、ニタニタ言ってくる。牢獄の中で痩せ筋張って筋肉はすっかり肉質も回復していたのを感じた。それよりもいつから親友なんだかとは考えたが。
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オンダラの街はブレロン要塞から1日で着くという。朝に出て、現在夕刻になろうという時間に馬車の御者がそろそろ到着しますと小窓から伝えてきた。馬車の外が騒がしいと窓から見ると、住民だろう人が大勢、我々の行進を歓喜を上げて手を振っていた。
「ベンダ帝国、そしてこのオンダラの街もブレロン要塞を手中に入れるのを待ち望んでいたからな」
提督とエストは領主の家に向うという事で、俺は数名の兵士に案内されて宿に向う事になった。石造りの複数階の建物、町並みは昔絵葉書でみた欧州の歴史ある街のように見えた。その一角に豪勢な門扉を構えるホテルのような場所へ案内される。夕刻の落ちていく日差しがその建物を照らし作られる影も優雅に見えた。
「ショーゴ様、編成された部隊解散はこの街で行い、3日後にベンダリオンに向うという事になっております。本日は遅いという事もあり、どうぞ今夜はこの宿でお休みください。案内に2名の兵士と街でお使いになられる多少の金銭もご用意しております」
お金が入っているだろう革鞄受け取り、2名の兵士と共に残されて宿に入る。泊まるに必要な記入は兵士が行ってくれて、俺は部屋に入る。なんというか豪華な部屋だ。日本にいる時に宿やホテルといえば、ベットでぎちぎちのビジネスホテルか、若い時に彼女といったラブホテルぐらいだが、この部屋は広い30帖はあるのではないか。
部屋は確認したが、別に置く荷物もある訳でもないので、再度受け付けに戻ると先程の兵士2名が律儀にまだそこに居た。聞くと所によると、終始この受け付で俺をサポートしろと命令されていると。
折角なので、街に行こうというと渋々2名の兵士は、こちらですと案内をしてくれた。
まだ時間的に夜とは言えないし、お腹も空いていないので、可能であれば、服を売っている店を案内してくれないか?と頼みでしたら、こちらでと案内をしてくれた。店に入ると確かに服や装飾品を売っている店で、自分の汚れたローブが恥ずかしく見えたが。店の主人が護衛をつけてる俺を見て、上客だと思ったのか、どうもどうも言いながら、お探しものを?と寄ってきた。
今着てるのは元々は白いであろうすす汚れた灰色のローブ、その中央に独特な紋章が着いている。
オーガ族達には救世主の紋章らしいが、元魔族の紋章なんだろうか。服屋の主人に聞くと、その紋章はオーガ族や他の亜人族が好んで使うモチーフで、同様のローブは数多いですよと、他の店員を呼んできて並べ始めた。また今のローブも洗濯し、仕立て直して綺麗にできますとも言うので、同様のローブと革靴を購入すると伝え、今のローブも直しに出す事にした。
貰った革鞄から金貨らしき物を出すと、この金貨で更に仕立ての良いローブが10着は買えますというので、それでお願いした。更に直しも急いで明日の夕刻に終わらせますという。お釣りとして大きな銀貨が10枚と小さめの銀貨と銅貨を貰う。ソビッティとは種類が違うようで、のちのち調べるかと鞄に仕舞った。
店を出ると兵士2名が笑ったいたので、何で?聞くと、出したのはベンダ帝国の王宮金貨で物凄い価値があり、あれを出すのは貴族ぐらいですよと言う。先に言って欲しかったが。
革鞄には30~40枚入ってるが・・・結構な価値なのか。
ちなみにこの金貨1枚で酒はどれくらい飲める?と聞くと、所属してる部隊200人ぐらいは余裕で飲めますよという。2人は俺の護衛?で街案内のみ?と聞くと、2人は笑いながら頷く。
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オランダの大衆飲み屋「安酒好きの男店」という場所に向かい、店主に有るだけ酒を出して、知り合いの店にも協力して貰い、飲み放題貸切は幾らで貸切できる?と聞くと8万ギルという。護衛の兵士に金貨で?聞くと1枚でお釣りきますというので、2枚出して飲み放題で食べ放題頼むというと、金貨を震えるように受け取り、慌てるように早速!といって用意を始めた。護衛の2名に所属してる隊へ飲み放題やるぞと伝えると酒好きなのかあっという間に兵士が集まり、既に店から出て道にも宴会が始まった。その騒ぎように周囲から人が集まり、護衛の2名以外の隊の兵士も楽しく飲んでいるようだ。
俺は酒を注がれて程よく気持ちよくなっていた。
「おぉぉい!ショーゴ殿の杯が空だおぉ!」
「おお、魔導師様もお酒が飲めるようですな!さぁさああ!」
「ねぇちゃん、いい胸してんな!がははは」
「ちょっと!アンタ、英雄なんだからやめとくれよ!」
「いいじゃねぇか、がははは」
・・・というかいつの間にかエストが隣のテーブルに居て、酒を運ぶ巨体のおばさんの胸を揉んでいた。エストさん身元バレてるのにそのチャレンジ。いつか酒で身を滅ぼすな。
「あれ?エストさんは領主の所にいったんじゃ?」
「ああ?お、ショーゴか?領主か?行ったが、挨拶だけでな、小ざかしい貴族やら領主の挨拶は俺にはアワネェから、出てきたら兵士どもが宴会開いてるってんで来て見たら、どっかの金持ち貴族が飲み放題で祝ってるんで参加してんだ!」
あれ?そうなると、俺は金持ち貴族とか見られてるのか。
「我々を部隊を救ったシュタインメッツ家の英雄エスト殿と、魔導師ショーゴ殿に乾杯!」
ブレロンで見かけたエストの部下がテーブルに上り、大きい声を上げる。その声で、一斉に皆が何やら合言葉を上げて更にグビグビ酒を呷る。エストは立ち上がり、鼓膜が裂けんじゃないかという程の大声で、亡くなった仲間の感謝と突撃隊万歳と謎の歌を謳い始める。
俺は、うるさいなと思いながら運ばれてきた料理を、摘みながら横で聞いていたら、急にどこかで大声が響く。
「ブレロンの英雄!突撃狼エスト殿と殺戮魔導師ショーゴ殿に乾杯!」
聞いてぶほふぉと口に入れていた鶏肉らしき料理を吐く。
なにその殺戮魔導師って恥ずかしい名前は・・・。
敢えて酔って大声で叫んでいる彼らに違うぞというのも面倒なので、
その夜はそこそこに飲んで、宿に帰る事にした。
護衛の2名は?と見ると壁にへばりついて泥酔しているようなので、
そのまま寝かしておいた。
それにしても読み難いな・・・
やはり文字数少なくして改行大目にしたほうが、
パソコンでは読みやすいか。
次から修正するか、やはりPCにはPCの書き方。
自分が読みやすいほうがいいな。




