集結する民
誤字脱字 生温くヲチと指摘をお願いします。
2015/04/18 三点リーダー修正
「らめぇだーーーもう飲めねぇーー!」
エストがオーガ族の女性に腕を捕まれ囲まれてバンバンお酌されて叫んでいる。もっとも全員顔が角と彫りの深い女子プロレスラーみたいな状態で襲われているようにも見えるが…。
オーガ族の子供を助けた後に集落の長のデベールさんに言われて宴会に突入している。酒好きなのかエストは運ばれる料理と酒で最初は何がなんだか分からない状態だったが現在は堪能してるようだ。
「…で、つまり私が救世主だという事ですか?」
エストが出された食事を食べて問題がないようだったので、俺も食事を肴程度に食べて少しだが酒に口をつける。悪いがエスト…毒味役。隣でデベールさんと数名のオーガ族の男に囲まれて俺は彼らの話を聞く。
要約すると病でオーガ族は数を減らし、また人族から迫害を受けて滅亡の危機。その歴史の中で昔に助けた魔族の言い伝えで何か宗教のように俺の事を崇めているようだ。分からないのは封印から出てボスアニとこの山麓付近しか知らないが、凄い土地も広いし何故オーガ族は迫害をされているか。
「我々は好んで人族を襲う事はしていません。それどころか祖先は北にあるゾイカタ山脈とボリアド大山まで続く長城やブレロン要塞を建設に力を貸したと聞きます。人族は他国との戦争に我々を酷使し一時の平和に我々の住まいを奪ったのです!」
もう号泣といえるレベルでデベールさんが言う。
元々はこの辺一体は彼らの国があったという。ベンダ帝国から侵略を守るという事で彼らの力で北に要塞と長城を作ったと。もともとボスアニ付近も自体も彼らの国だっという事らしい。
「奪取というか人族と戦わなかったの?」
そう聞くと皆は下を向き、申し訳ないと涙をダラダラ流してる。
見た目凄くマッチョで怖いオーガ族だが戦闘民族ってわけじゃないのか?
「我々オーガ族は各々強く人族には負ける事はありません!ですが虫の数にも匹敵する人族に我々は勝てないのです」
聞くとオーガ族はこの集落で230人程度、周辺の集落が3つ程あるがそれを全て足しても1000人程で、戦える”戦士”は450人程度しかいないという。ふとエストにブレロン要塞とボスアニはどれくらい兵がいるんだー?と聞く。
「わけんねぇーが!情報部の話じゃブレロンには8千人程度で、この糞ソビッティ全体で17万人居るって話だぜぇーー、もっともブレロンは兵がすくねぇーがアソコは要塞だから手がだせねぇんだな、おいおい、ねぇーちゃんおっぱい揉ませろよ!がははあはは、あと今オレの部下もまだ拿捕されてるはずだがな、死んでなければだが!がははは、おいおい、ねぇーちゃん、コイツが俺の宝刀だぞ!がははあ!お?結婚いいさ!いいぞ!!何人でもこいや!!がははは」
おぃおい…エスト。
さっき迄「オーガ族の女は化け物みたいだ…」とか言ってなかったか??真剣に泣きながら話している此方側とエストの付近の騒ぎようにカオスだ…。まるで葬式会場の中で酒に酔った大学生がコンパしてるような状態だ。あとヤバげな話もしてるが無視しよう。
ここのまで来るのにエストと話をしていた中では、ベンダ帝国はコルネリアス…カンプルッツ大帝が支配する国。だがエルフ族やホビット族の人族以外も配下として各領地があると聞いたが。
「なぁ!エスト!ベンダ帝国にはオーガ族の領地はないのか?」
「おう?ベンダにか?無いなあるのはエルフ族とホビット族だけだな、いや、たしか南の山間は他にも何か種族がいたが俺はしらねぇーよ!がははああ!もっともあまり干渉せずに兵をだす時だけとかなんか大帝と約束があるようだけどな!俺もコンナ乳でかいねぇーちゃん族が帝国にいて欲しいがな!がははははは!」
此方側はそのエストのはしゃぎっぷりを完全に素面で聞いている状態で、そのテンションの差が痛い。いずれにしもオーガ族との話はあるが、この国から出ないとマズい。聞くにこのソビッティ国は他の種族を利用した挙句に迫害してるのが事実であれば、安全には住めないだろう。
だが、ベンダ帝国に行っても安全に過ごせるのか?
その夜はオーガ族と現在の状況を聞いたり、彼ら一人ひとりから挨拶を受けて案内された部屋で寝た。
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_____どうしてこうなってたのか?
翌朝、空も明るいうちに各集落から子供を抱いたオーガ族が続々と現れた。それぞれ病に掛かってるようでオーガ族の魔力があるという男2名女性1名で<<ヒール>>を見せながら治療を続けた。治療はお昼ぐらいには終わったが、続々を各集落から子供を抱いた夫婦であろうオーガ族が現れて結局、夕刻までその食事を入れながら続いた。
昨日の話ではオーガ族は1000人ぐらいだと聞いていたが、
どう考えてもそれ以上多い。某コミックマーケット並の人数に見えるのは気のせいだろうか…。
俺は翌日から思ってもない事が起きる事を俺はまだ知らなかった。




