オーガ族 復活の日
誤字脱字 生温くヲチと指摘をお願いします。
2015/04/18 三点リーダー修正
「なあ、人間とはあまり好意的じゃないのだろ?」
「そう帝国騎士団では聞いていたが…」
俺とエストは現在呼びかけれたオーガ族に呼ばれて彼らの集落に招かれて比較的大きな建物に案内された。現在は作りの大きな椅子に座っている。
なんというか結構文化があるというか、想像していたのはもっと原住民のような住まいとかだったが日本の古い昭和の田舎レベルではある。もっとも電化製品は一切無いが。
集落に入った途端、100…いや200近いオーガ族が土下座のような格好でこちらに手を合わせて拝むように道の脇に並んでいる。ある者は、もう叫びながら…いや号泣しながらこちらに向かって両手合わせて何やら唸っていた。
「ワシはオーガ族デベール集落の長を務めているデベール・グラゲンダと申します。この時を永年…お待ち申し上げていました」
目の前の牙の生えローブを来たオーガ族が挨拶をしながら目の前で土下座ポーズで座る。その後にも数名のオーガ族も同じようなポーズ。オーガ族……見た目は本当に"鬼"って感じだ。気の弱い女性が見たら叫び出しそうな怖い見た目。アレだな頭パンチパーマで繁華街を歩いている厳ついオッサン並の怖さだ。そんな異種かつ怖い人に土下座されてもこちらも凍りつく。冷静に判断すると鬼のようなに丁寧に喋ってくるのが怖いし、なにより話せるのかというが違和感全開だった。
「我が村の危機に魔導師と使いの者が南より来てお救い頂けると古き言い伝えが残っております。その者はその紋章のローブ羽織り剣術嗜む使いを連れてくると」
ぶっ太い指先にざっくり刺さりそうな黒光りしてる爪、ご飯おかわりポーズで手の母指球を上に指を揃えて、俺の着ているローブを指さす。あれか?前任の魔族の事だろうか。そしてオーガのおっさん、デベールさんの後ろにもローブにあるような紋章が書いてある。瞬時、魔族の記憶を思い浮かべると記憶の片隅に付近の亜人の病気を直したり薬草を作っていた記憶があった。記憶だと付近の雨水が溜まっている所を掃除したりとも…。虫に刺されて伝染る病気で高熱を出して、痙攣したり意識障害に陥る病。
「古き昔に猛威を振るった忌まわしい病が…もう10数年、いや50年以上この病が蔓延し、我が村、そして付近の集落にも蔓延し、それも体力のない幼子が亡くなり我が集落も同族が減る一方なのです」
強面のデベールさんそう言うと、悩むように両手で頭に抱える。
いや、そうでもいいがその指の黒光りしてる爪は刺さらないのか?日本の女性もネイルアートとか凄い爪の人大丈夫かなと思った事を少し思い出す。
まぁ、治せるなら治すが、そんなゲームのような展開があるのだろうか。何かまた裏切られて、ぐつぐつ煮えた鍋に入れられて”お前が薬だぁ!”とかホラー映画のような展開とか勘弁だが。
エストは状況が分からないのか逃げる事を考えてるのかしきりに難しい顔をしていた。あと少し震えていた。
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良くわからない状況で転移可能スタンバイしつつもデベールさんに案内されて1軒の小屋に来る。集落の離れに小屋があり窓も閉めきった暗い中、オーガ族の子供が20~30人程薄布の上に寝かされている。オーガだから匹だか人だか数え方が分からんが。皆汗を出して時折切ない声で唸っている。病気が伝染らないように隔離しているという。
記憶だと確か頭の中…脳が毒状態なる病…とあるのでそれぞれ頭にヒールを掛けて回る。転移もできるように気を使いながらって事で、多少ヒールも安定しないが、薄く光が子供の頭を覆い一瞬だけカメラのフラッシュのような光を出して完了。子供達は全員で32人居た。
子供達は何があったのかいう素振りで全員回復したようだ。
ただ長く寝ていたのか力なく立ち上がり、デベールが何かいうと小屋の近くに居たのだろうかオーガ族の女性と男性が何か叫びながらドガドガ小屋に入ってきてそれぞれの子供であろう子供を抱きしめた。
暗く閉めきっていた窓を開けて欲しいと近くのオーガ族の男に言うと先程から変わって清々しい風が流れた。
もし日本の知識があってるなら、これは多分、脳炎だろう。
だがオーガ族特有とも知識に合った。
オーガ族特有の脳炎か?
知識にある薬草や薬がワクチンみたいなものか?
良く分からないが俺に作れるのだろうか。
いずれにしてもデベールさんになるべく集落は清潔にして雨水を野ざらしに貯めない事やだれか魔力がある者がいればヒールを…と伝えると3人程魔力が持つ者がいるという事で、この集落を出る前に治療法を教える旨を伝えて小屋からまた最初に案内された屋敷に戻る。
それにしてもオーガ族の女性は初めて見たが、厳つい女子プロレスラーで凶器のデカイ胸を装備してんだなと関心した。
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我がオーガ族のデベール集落も年々同族が減りつつある。
遙か古来、大陸に多くの民を従え国を統治していたというが。
そして今…我々は病と人族の二つの呪縛から滅亡しようとしている。
病…古来より恐れられた死の病。
言伝によれば数百年前にも同じ病が流行り南の魔法を巧みに使う魔族に治して貰ったという。だが現在、魔族は人族に追われ殆ど居ないという。この病は追われた魔族を助けず人族と戦わなかった報いだという長老も居たという。数の減った我々は魔族と同じように人族に住む場所を追われ、数百年以上経つとも聞くが正確には分からない。最もそれも言い伝えでしかない。
本当に我らオーガ族の国が昔はあったのだろうか。
長老からの伝来では生き残った魔族がいずれ我が種族を救うという。
魔族の紋章が入ったローブと着込み、召使の騎士共に我々を救いに来る日がくると、そしてその日から我がオーガ族は再び栄光を取り戻すとも。
集落のどの家にも”魔族がつけていた紋章”の印を飾ってある。
「 いつか救世主が現れ、病を治し、オーガ族の国を復活させる 」
___復活の日!
祖父も、そのまた祖父もそう言い続け信じてきた。
そして、今、その日が来たのだ!
村で3人程魔力がある者が”周りを探る<<サーチ>>を使う者が来た”と。
急いで門を開けると先に物陰に隠れるように、遠くでも分かる”紋章”が入ったローブを羽織った魔族! 後ろで長のデベールさんも奥から知らせを聞いたのか、慌てて走ってくる。
我が同族が救われる日、そしてオーガ族 復活の日が来た事を知った。
ん~ちと読みにくいな・・・




