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約束破り
夢を見た。
夢の中で少年と少女がケンカをしてその仲裁をする俺。
少年と少女は俺が来るとケンカを止めてどちらが悪いのかと聞く。
俺が誰も悪くないと言えば少年と少女は揃って不思議な顔をしたあと笑いあった。
それは脆く儚い夢。
そんな夢のように綺麗で温かい俺たちの世界を、すべて壊していった二つの国の奴らがいた。
抵抗なんてしても奴らの前では無駄な足掻きに等しかった。
そしてその日、俺は2人の大切な友人を奪われた。
一人は黒い服を着た奴らに、もう一人は白い服を着た奴らに。
約束したのに。守るって、約束したのに。
俺は怖くなって逃げて
逃げて逃げて逃げて
後ろから衝撃を受けた後、崖から落ちていき、水音を聞いて意識を手放した。