表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/21

2層目①:エレベーターの外

ヒカルとめぐるが乗ったエレベーターの扉が開くと、そこには思わず顔を背けてしまうほどの光があった。


少し遅れて、エレベーターに新鮮な緑の匂いと、熱を含んだ空気が流れ込む。

先ほどまでの、閉塞感に満ちた薄暗く埃っぽい最下層が、嘘のように感じられた。


肌と嗅覚に浴びせられた自然に追いつくように、ヒカルの眼前には温室が広がっていた。 ヒカルに先んじて、めぐるが外に出ていく。

つられる様に、ヒカルもエレベーターの外に歩み出た。


エレベーター扉は、もう閉じることはない。

音もなく、ただその役目を終えた。


「さぁ、次はどうする?」


めぐるがヒカルに尋ねる。


人の手入れが途絶えて久しいのだろう。

通路は蔦に覆われ、茎は柵を飲み込み、枝葉が頭上で絡み合っている。


「とりあえず、通路に沿って進むか。」


そう言うと、ヒカルは足元を気にしながら、少々不格好に歩み始める。

その歩みを見て、めぐるは少しだけ笑った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ