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2層目④:必要な分だけ

飲むモノのない喉が、鳴った。

めぐるは何を言っているんだ。

こんなに水を欲しているのに、「飲むのか」なんて。


「その水、ヒカルが切った蔓から出てるね。飲むの?」


めぐるの瞳は、まっすぐにヒカルを見つめる。

蔓の断面と、瞳を交互に見る。

だが限界も近い。

ようやく絞り出せた言葉は――


「……必要な分だけだ。」


誰に向けたのか、言い訳の言葉だった。


蔓から滴る水は青臭かった。

普段なら吐き出したかもしれない水が、今は何よりもありがたかった。

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