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タイムパトロール・アーム(14)
「あれ？配送屋さん？」
久しぶりに見かけたいつもの配送屋。ハマンドー郵便の小包を最後に来ていなかったが、「必要な時しか来ない」というもっともな意見だった。ここに来ない間も古着屋で知り合いと話したり天心を食べに行ったり昼下がりにのんびり読書をしたりそこそこ充実している。なんだったら部屋でチキンラーメンでも食べてればいい。アームが悲しみのあまりコーヒーのワンセットを捨てた後だったのでペットボトルのお茶ですませる。あれも偽物なんじゃない？と聞いたら見分けがつかないらしく、なにげに最重要警戒人物となった。アームがパーカーを突き返したがっていたが、もう買ったから受け取ってもらえなかった。
