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5話 仲間

5話

アルテの町に向かう途中、人気がない草原の道でシュベルツは世界の情報や注意事項について話してくれた 

「いいですか堺さん、自分が転生者だと言うことはくれぐれも内緒でお願いします」

 面と向かって話すシュベルツ、相変わらず顔を合わせることができなかった堺だが質問は投げかける

「ど、どうしてですか?」

「それはですね、世界は転生者を救世主だと考えているからです、王族、貴族はもちろん、市民までがその事を意識しています、つまり、転生者だと分かれば国は堺さんを何が何でも手に入れようとします」

 堺は緊張を流し込むようにゴクリと唾を飲み込む

「初めは裕福な暮らしができるでしょう、女性や食事、望むものは何でも与えられる生活が日常になります」

 堺はムフフと鼻で笑い、「いいですね!」と言おうとする前にシュベルツが話し出す

「しかし、それは結果を出し続けたらの話です、堺さんの死に戻りの能力では国が依頼する魔物や魔人、そして魔王を討伐することは今の段階ではほぼ不可能です、結果どうなるか、新たな転生者を呼ぶ為に処刑されます」

 体がブルっと震える

「どど、どうすれば、」

「まず、名前を変えましょう、堺 誠ではすぐに転生者だとバレてしまいます、ですので、、サッカイ、、「マッコ サッカイ」でどうでしょう!!」

 鼻息をふーんと言わせ、自信満々なシュベルツ

 堺は新しい名前が気に入らなかった為、うーんと考えてシュベルツに提案をする

「え、あ、サ、サッカイだけでいいですか?すいません、」

 苦笑いをしながら提案する、マッコだけは辞めてくれと思っているからだ

「わかりました、、、ではサッカイ!よろしいお願いしますね」

 シュベルツは右腕を出して握手を要求する、すかさず両手で真っ白なコテを包み込むように握る

 すると、コテを握っている両手が電気マッサージのようにブルブルと震えた

「うわ!すごいですねコレ!なんかブルブルしますよ」

「フフッ、これは私の能力で光を操っています、今触れているのは私の周りをおおっている光のバリアです」

 (光?光魔法!?え、チート系じゃん!すっご、羨ま!!)

 堺はほえーという顔で感心する

「さぁ、アルテの町はすぐそこです、それとこれを」

 シュベルツは腰から服を取り出した

「え!どうやってとりだしたんですか!??」

 シュベルツは腰に装備している小さな金属の箱をカチャっと取り外して見せてくれた

 その箱に先ほど出した服をシュルリと収納する

「これは魔導具といいます」

「そ、そうだったんですね!、魔導具ですか!!えぇ!いいですね!!」

 魔導具に興味津々な堺、最新のゲーム機を見ているような感覚だ 

「魔道具は魔力を持っている物であれば、誰でも使うことができる物です」

「って、ことは、じ自分も使えるんですか!?」

 目を光らせてシュベルツの魔導具を貸してもらおうと腕が無意識に動く

「はい、きっと使えるはずです、せっかくですから魔力を込める練習をしてみますか」

 そういって堺が無意識に広げている両手の近くに魔導具を持ってきた

 堺は魔道具を赤子を持つかのように優しくしっかりと受け取る

「おぉー!い、意外に重たいですね」

 その箱は四角形で片手に収まるスマホくらいの大きさで、厚さは3センチくらいだ、

 色合いは全体的に銀色でピカピカしている

 それぞれの角には金色の同じ模様があり、片面の中心にエメラルドのような緑色の宝石がある

 そして、その宝石は緑色の光をジワ~っと発していた

「うぉ、、すげーー」

 堺の口は無意識に開いていた

「では、さっそく使ってみましょう!まず、中央にある魔石に力を込めてください」

「は、はい!こうですか?」

 ハァー!と手と指に力を入れる、魔石はさらに輝き出した

 (うぉ!!なんか!力を感じるぞ!!指先に静電気が走り続けている感じだ!)

「さすがです堺さん!飲み込みが早いですね」

 シュベルツは胸の前でグッと握り拳を作り、喜んでいる

 堺の頭の中に魔道具の中身が映し出される

 頭の中に円が映っている、その円の中に色々なアイテムがシャボン玉のようにプカプカと浮いていた

 念じることで中に入っている物を拡大してみることができた

「おぉ!!剣とか魔石!?防具!!す、すごいぞ!!こんなに色々入っているんだ!」

 虹色に輝く宝石や、6メートルはありそうな大剣、マットブラックの防具、太陽のようにギラギラと光るオレンジ色の盾、アサルトライフル??と色々入っていた

「アイテム、す、すごいですね!!」

 シュベルツと目を合わせる、堺の目は純粋な子供のような目をしていた

「フフッ、褒めていただいてありがとうございます」

 シュベルツは胸に手を当てて軽くお辞儀をした

「こ、これが異世界、なのか、、や、やっぱり、す、すげ、、」

 (あれ?言葉が詰まる、なんか頭がぐわんぐわんするな、やば、なんかめっちゃ眠い、、あ、倒れる…)

 堺はフラフラとよろけ出し、その場にバタンと倒れ込みそうになったが、シュベルツが瞬時に受け止めた

「魔力切れですか、初めてなのによく頑張りましたね」

 シュベルツは意識が失われている堺にフードを被せてヒョイっと背負う

「さてと、アルテの町に向かいますか」

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